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About Gruppboende
グルップボエンデの由来
スウェーデン語でグループリビングという意味です。
グルップボエンデは1980年代にスウェーデンで生まれました。
かつてスウェーデンでも、お年よりを一ヶ所に集めて効率よく介護する、大規模収容型施設(老人ホーム)の時代がありました。そのマイナス面の反省から、お年よりは住み慣れた場所に住み続け、そこにケアを分配していくというサービスハウスの時代へと移行していきました。その流れの中で、認知症を持ったお年よりのケア付き共同住宅としてグルップボエンデは生まれたのです。
グルップボエンデは、大規模収容型施設の対極として、住宅地域のなかにできるだけ小さい単位でちりばめられました。これにより認知症を持ったお年よりたちは、住み慣れた住宅地域のなかで暮らすことができるようになりました。
多くのグルップボエンデがつくられ、その中でお年よりたちはいきいきと生活を楽しむようになりました。それだけでなく認知症の症状がやわらぐこともわかりました。日本のグループホームはこのスウェーデンのグルップボエンデをモデルとしています。
ここで問題なのは日本に移植されるときに、グループホームという言葉になってしまったことです。グループリビングという言葉のなかには、「すまいでの生活」の意味が込められています。言葉の上でも旧来の収容型施設イメージを払拭しようと意図したわけです。グループホームという言葉からは、老人ホームを連想してしまいとっても残念です。
私たちはこのグループリビングという考え方に共鳴しました。そして収容型施設とはもっともかけ離れたものを作ることを目標にしました。そこでスウェーデンに敬意を表しグルップボエンデを社名にしたのです。