上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2016年05月

5月19日（木）
幾日か天気が良く、前に植えたドライエリアのバラの話になり「最近雨が降っていないけど水やり大丈夫かしら」「バラがあるの？見てみたいわね」とバラを植えたTさんとHさんが話され、では水やりに行きましょうとKさんも交えて水やりをしました。「あら、こんなとこにバラが、お宅が植えたの？へー綺麗だ」「うちにもバラがたくさん咲いているのよ」と話されています。「あっちにもバラが咲いていて外側に垂れ下がってたのよ」「うちのバラもきれいでね、こんな色のもあったわ」とTさんはいきいきとお話しされています。近くのお店でたくさん花が売ってあるんですと話すと「じゃあ今度行きましょう！」「いいですね」「私も花が好きだから行きたい」と出かける予定を立てられていました。

5月30日（月））
二日前に新しく入居されたばかりのI.Aさん。長いこと教会でオルガンを弾かれており、演奏がお得意と伺っていました。ちょうど常務がお孫さんをお連れし、呼び水のようにピ　　アノを鳴らしてくださりいいタイミングとピアノの方へお誘いしました。　　　　　　　　　　　　　　　
手始めにそらで「みかんの花咲く丘」を弾いてくださり、そのあとスタッフが歌集を開き、数曲披露してくださいました。いつの間にか音色を聞きつけてお年寄りの方も寄ってこられ聞きほれています。スタッフがIAさんの演奏に歌を口ずさむと、「もう少し低いほうがいいわね」と調を変えるのも自在です。プロのピアニストでも調を変えて演奏できる人はそうそういません。演奏が終わるたびに皆で拍手喝さいです。「なんだか涙がでるわ」とおっしゃるAFさん。「たまにはこういうのもいいわよね」と話すのはやはり先日入居されたHHさん。IAさんが奏でるピアノはあさぎの雰囲気に彩をもたらしてくれそうです。　　　IAさんはご自分の自己紹介をかねた演奏を披露することでずいぶんとリラックスされた様子で私たちスタッフも嬉しくなりました。　

5月31日（火）
今日は心配していた天気も晴れバスで横浜中華街へ外出となりました。K.Mさん、H.Hさん、T.Tさん、のバス組と車でH.Kさん、T.Nさん、I.Aさんで分かれての行動でしたが、いつもとは違う外出で普段はお化粧をされないお年寄りも出かける前は念入りに準備されていました。中華街に到着しお店まで歩いていくときにH.Hさん「　横浜は初めてよ。もちろん中華街も生まれて初めて。」と話され89年間で初めてという言葉がとても重く感じた瞬間でした。バス組と車組で合流となり、いよいよ待ちに待った中華料理。コースで1品1品運び込まれ皆さん舌鼓を打たれK.Mさん「美味しいわね。これ。」とタピオカミルクのデザートを召し上がり、H.Kさんも「これ美味しいから食べてみな。」と隣のスタッフにやはりタピオカミルクをお勧めされていました。I.Aさん「お腹いっぱいでもういい。」と残されるお年寄りもいましたが皆さん満足されたご様子でした。食後は他のフロアーのお年寄りと店の前で記念撮影となりその後中華街を散策しお土産も買い帰宅となりました。帰りのバスの車内は行とは違い眠ってしまわれるお年寄り多く見られていました。初めて行かれた方も何人かいらっしゃりいい思い出となったご様子でした。