上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2015年06月

6月2日(火)
今日は心配していた天気も良くS.Yさん、H.Kさん、K..Mさんが川越へバス旅行に行きました。川越に到着すると早速菓子屋横丁へ行き昔ながらの建物にS.Yさん「すごい街並みねぇ。」と色々な店にそれぞれ興味持たれていました。暑さもあり予定より早く時の鐘の目の前のお店で昼食となりました。さぁいざメニューを決める時にK.Mさん「みんなと一緒が良いわぁ。」と決められないご様子。H.Kさんも「私も。」と賛同され皆さんで名物鳥釜飯定食を注文し食べました。K.Mさん「すごいねぇ。夢見てるみたい。」とボリュームの多さにびっくりされていましたが全部召し上がらていました。食事が終わり時の鐘や小江戸の町並みをゆっくり観光し、気になるお店に入られH.Kさん「帽子古くなったから買っていこうかしら。」と新しい帽子を購入され早速かぶりご機嫌でした。他のお年寄りもそれぞれお土産を購入し、あさぎで待っているお年寄りにとほうじ茶や芋のお菓子を買い、あっと言う間に帰る時間となり帰路となりました。

6月5日(金)
　5時過ぎには起床され、朝食の準備をされるSさん。スタッフの頼みごとにも「いいわよ。やるわよ。お暇ですから」と笑って受けて下さいます。6時半過ぎにフロアへ来られるHさんと一緒に朝食の準備をされ「今日は天気が良いね。もう夏だね。」とお二人でお話をされています。穏やかな朝のひとときが自然体で素敵です。
　
　6月7日(日)
　Ka.Mさんと昼食の買い物へ出掛けた一時、ご近所さんと丁度ボエンデの坂の前で一緒になり「こんにちは。今日も暑いですね。」と一言交わすと、Ka.Mさん「いつもお庭のあじさい綺麗ですね。満開。」と話かけられています。ご近所さんも「野菜も育てているんです。トマトと胡瓜と。」と話され、Ka.Mさん「ほんとだ！私は昔百姓だったから。育てたよ。」と話されています。すかさずご近所さんが「ホントですか！このトマトの具合いはどうですか？良く分からなくて。見て下さります？」と話され道路越しからトマトの様子をみて、「芽が沢山出てるから栄養取られちゃう。上の方切って。」とKa.Mさんアドバイスされています。ご近所さん「また、ぜひ見に来て下さい。寄って行って。」と嬉しそうに話されていました。ご近所さんとお年寄りのやりとりがとても良い関係を築いているようでした。
　
　6月30日（火）
　夕食後、Nさんが車椅子でお部屋へ戻る際Aさんが「大丈夫ですか？私押しますよ」と仰られ「大丈夫ですよ」「いえ、私が押したいんですよ。遠慮なさらずに」と話されAさんはNさんのお部屋まで車椅子を押されています。Nさんが車椅子へ移る際心配そうに見ていらしたので声をかけられたのだと思い、Aさんは本当に周りを見て気を遣える人なんだなと改めて思いました。部屋へ戻られてからNさんが「Aさんいつも私の事心配してくださるのよ、私よりお年めしてる方なのに」と話されてます。以前NさんはIさんの食事の片づけをして下さっていました。そうやって親切心が伝わり皆さんに広がればいいなと思いました。