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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2015年02月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2015年02月

2月19日(木)
 午前、お茶を飲みながらI.Fさんとソファで外の景色を眺めているとI .Fさんが「あそこに何だか光っとるものがあるね。外へ行って見てくるか。」と歩き始められ、ご一緒し、公園の所まで散歩へ出掛けています。光っていた物の側へ行くと「これでしたか。何だろう?」と話されています。バイクと伝えるとがっくりとしたジェスチャーをされ「そいじゃ駄目だ。帰りましょう。」とボエンデへ戻っています。何であったら良かったのかお聞きすると「ピカピカしとったからね、もっといいもんだと思ったね。」と話されています。帰り道、お向かいさんのお庭の梅の木を見て「花が咲いとる。」と話され「もうすぐ春?ですか。」とスタッフに聞かれています。「そうですね。」とスタッフが話すと「それはいいことですね。」と嬉しそうにされています。思わぬことから出掛けたお散歩で、春の訪れを感じておられる一時でした。

2月22日(日)
 今日はA.Fさんのお誕生日でお昼前にご家族とお誕生日のお祝いもかねてと外食へ出掛けられていました。午後のティータイムではあさぎのお年寄り皆さんとお祝いになり居室でA.Fさんには待って頂いています。その間テーブルにあさぎのお年寄りでお祝いの準備をし、K.Mさんに花束とメッセージカードの贈呈役をお願いすると「え。私で良いの?嬉しいわぁ」とA.Fさんから見えない所にはりきってスタンバイされ、準備が整いA.Fさんをいざお誘いしに行くと「何かしら?」と不安そうな表情でリビングへ出て来られ、皆さんから「おめでとうございます」とお祝いの言葉を頂くと「あらーどうしよう。こんなにして頂いて。ありがとう」ととてもお喜びになられていました。その後ろからスタンバイされていたK.Mさんが花束とメッセージカードを渡されると更に「ありがとうございます」とA.Fさん感動されていたご様子でした。お誕生日の歌のプレゼントを皆さんでされた後ケーキを召し上がられそれぞれ誕生日の余韻を楽しまれていらっしゃいました。

2月25日(水)
 その日もいつものように皆さんと楽しく夕食を召し上がられてました。食後の片づけの際にスタッフがI・Fさんに「食器を洗いに行きませんか?」と尋ねると「いやー今日は洗える自信がないね」と困り顔。その時すかさずN・Mさんが「いいわよ、私がしますから。こっち持って来て下さる?」と仰ってくださいました。「私お料理は出来ないけど洗い物は好きなの、前までI・Fさんお風邪引かれてたでしょ?そのときも私が洗ったのよ」と話されています。あとからI・Fさんが「あとであの人に御礼を言っといてくださいな」とスタッフに話されてました。以前はI・FさんがN・Mさんの洗い物をして下さっていたのを思い出し、「困ってるときはお互い様ですね」と話すと「そうだね~ふふ」とにこやかになり、穏やかな気持ちになりました。

2月26日(木)
 20時過ぎ「ちょっとすいません」とステーションへ来られるAさん。「忙しいのに悪いんだけど、明日の朝7時に起こして下さる?」とのこと。「声掛けますね」とスタッフの言葉に笑顔で「いつもありがとう。」と握手をされました。お部屋へ戻られましたが、再びステーションへ来られ「言い忘れちゃったの。」とニコニコされ「遅くまで大変ね。おやすみなさい。」とスタッフに挨拶をしてくださいました。いつもスタッフの気遣いをして下さるAさんは素敵です。

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