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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2014年12月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2014年12月

12月6日(土)
 今日は年に一度のボエンデのお餅つきと家族会です。朝から皆さんで準備をしています。H.Kさん「小豆は茹でてある?」と張り切って準備されています。11頃もち米が蒸かし上がると、テラスでお餅つきが始まりました。O. Yさん、K.Mさんがテラスまで駆け寄り「すごい!すごい!よいしょ!よいしょ!」と掛け声をされながら見入っておられます。Ka.Mさんはテラスへ出られ「すごいねー!何年振りだろう?昔は私もやったの!」と側に駆け寄られ一緒にお餅つきされています。お昼には家族の皆さんも揃い、一緒につきたてのお餅と手づくりの豚汁やおにぎりやお惣菜を召し上がっています。H.Kさん「お餅も出来て、これで安心してお正月を迎えられるね。」と話され今年のお餅つきも大盛況で終えることが出来ました。
 
12月10日(水)
 午前中にテラスを掃除されていたので山盛りの落ち葉がありました。それをみて「昔は落ち葉を燃やして焼き芋したわよね」「私もしたわ、アルミに包むのよね」「今は出来ないんでしょ?やりたいわね~」と昼食を終えたお年寄り数人で会話をしていました。たまに焚火の歌をうたいながら話題は変わり「焼き芋食べたいわね~」「昔は家でなんでも作ってたわよ」と皆さん話されてます。その日のおやつに焼き芋をしようということになり「焚火ではできませんがトースターでしましょう」と話すと「そんなので出来るの?」皆さん半信半疑な表情。時間はかかりましたがトースターで美味しい焼き芋が出来、皆さんでちょっと遅めのおやつを召し上がられました。「焼き芋なんて何年振りだろ、最高だ!」とみなさんぺろっと召し上がられてます。「美味しかったわ、今度は早めに作りましょうね。」と話し大満足されたご様子でした。

12月11日(木)
 午前中ティータイムの時にいつものように昼食のメニュー会議をするとOYさん「何でも良いわ」。AFさん「美味しければ何でも」とメニューが決まらず何かありものでご馳走は出来ないかと棚を整理してみると“五目ちらし”の素が出てきてKMさん「それが食べたい」OYさん「そうねぇ。いいんじゃない」NMさん「いいわねぇ」と満場一致で昼食のメニューとなりました。ご飯が炊けると大きな桶にご飯を移しAFさんとKMさんで“五目ちらし”の素を入れ交代で良くかき混ぜKMさん「こんなもんでしょ」と作り終え完成となりました。昼食には皆さんご満悦で召し上がられていました。

12月16日(火)
 昼食に山梨の郷土料理のほうとうを作りました。買ってきたほうとうをH.Kさんに見せると「ほうとう!懐かしい!」と喜ばれました。H.Kさんは山梨のご出身なのです。「でもご飯炊いちゃったんでしょ?」と不安な様子。味噌汁の代わりに麺を切ってみようと思います、と伝えると納得していただけました。作っている間もH.Kさんは「南瓜ぼうとう、とよく言ったもんだ」「田舎に帰ったみたいで嬉しい」と大変喜ばれました。昼食中も「今日のは買った物だけど家では母が伸ばして一から作ったの。母を思い出しちゃった」と涙ぐまれることも。食後に感想を伺うと「とっても美味しかった!またお願いね」と仰っていました。今度は味噌汁の代わりではなく土鍋いっぱいに作りましょうね、と伝えると笑顔で何度も頷かれました。

12月24日(水)
 クリスマスイブの夜。皆さん、綺麗なクリスマスディナーとシャンパンなどお酒を飲んでいつもと違った雰囲気でお食事を召し上がられていました。するとサンタクロースがやって来て、皆さんにプレゼントを渡してくださいました。皆さんとても喜ばれていました。なかでもいつも食事作りに熱心なHさんはエプロンをプレゼントされ満面の笑みで過ごされていました。翌朝プレゼントされたエプロンを着けて「おはよう」とスタッフに挨拶をして下さり「昨日もらったエプロンなの。プレゼントっていくつになっても嬉しいね」と仰り、朝食準備をされるのでした。

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