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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2014年11月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2014年11月

11月10日(月)
午後にKa.Mさんと買い物へ出掛けた帰り道、いつも通る交差点にあるお宅の柿の木に柿が鈴なりに実っており、Ka.Mさんが「あそこの家見て!柿がすごいの!」とスタッフに話され「ちょっと見に行ってみようか。」と近くまで拝見させて頂きに行きました。Ka.Mさん「うわー!こんなになってるの初めて見たわね~!鳥が食べてないところ見ると渋かな?」と見入っておられました。「私は田舎だから、昔はよく吊るして干し柿作ったね。」と話されています。「今度、作りましょうか。」とスタッフが話すと「久しぶりだから出来るか分からないけど、やってみたい!もう秋も終わりなんだね。」と干し柿作りの話しをしながら帰宅し、季節を感じておられる様子でした。

11月21日
今日は計画を立てていた外出をする事となり天気も良く、N.Mさんとあかねの旦那様とご夫妻で準備をして車で出発となりました。行きでは渋滞がいくつもあり道路情報など調べながら何とかうみほたるまで到着となりました。ちょうどお昼の時間で昼食にする事にし何が召し上がりたいかお尋ねすると「中華は脂っこいからそれ以外なら何でもいいわ」とN.Mさん。結局いろんなメニューがある南国風レストランに決め入口でメニュー会議となりました。たくさんある中で“木更津あさり御膳”を選ばれ注文し運ばれてくると器の大きさに「うぁーすごいわね」とあさりの味噌汁のお椀にビックリされていました。普段の食事の量より多く召し上がられ、その後お土産売り場で皆さんにと珍しい柿のジャムやピーナッツの最中などスタッフと相談しながら選んで下さり、デッキに出て潮風に当たられながら海をご覧になられ「海が好きなの」と嬉しそうに話されていました。アイスクリームを食べる事となり旦那様と海を眺めながら召し上がられていました。うみほたるを満喫して帰路となり帰り際に「来週も来ようか。帰りたくない」と名残惜しそうに仰られていました。

11月27日(木)
 久しぶりに外が晴れていて、昼間は過ごしやすい一日でした。Hさん、Kaさん、スタッフでお昼は外食へピザとパスタを食べに行きました。色々な料理を注文し、3人でシェアする形になり、スタッフが取り分けようとすると「いいわよ。よそってあげる」とKaさん。Hさんの分もよそって下さると、今度はHさんが「今度は私があなたのやるね」と仰り、とても和やかな気持ちになりました。普段の食事では見ることのない光景にとても嬉しく感じました。「今度はカレーを食べに行きたいです」と仰るHさん。次回の外食も楽しみです。
 
 11月28日(金)
  朝は天気が良くソファに座って何人かのお年寄りの方がお過ごしでした。外は風が吹きイチョウや紅葉の葉が散る中お散歩されてたAさんを見かけKさんが「寒くない?まあ綺麗な葉ね、なんて葉かしら?」と外の落ち葉を手に取り眺められてました。「さあ何かしら、でも綺麗ですね」とお二人で話されてました。「今度公園に紅葉を観に行きますか?」と話すと笑顔で「いいわね、行きたい!でももう落ちちゃってるかしら。」と仰られてます。では来年は絶対に行きましょうと話し、その後皆さんとティータイムを過ごしながら紅葉の話で盛り上がりました。
 
 11月10日
 夕食が終わり、就寝の準備をお年寄りと行うのが日課です。寝巻にきがえてベッドに入られますが、KMさんとOYさんが今夜は何度もリビングに出てこられています。
 スタッフは話を聞いたり、温かい飲み物をお出ししたりその都度対応しますが、今夜はどうしたことか眠れない様子でした。その様子をごらんになっていたAFさん。お二人より年上で気使いもされるかたですが、見かねた様子で、KMさんとOYさんをのお話をお聞きした上で、それぞれのお部屋にお連れ下さいました。お年寄り同士の関係もありますが、AFさんの対応にお年寄りも安心され、「私、部屋がわかんなくて、でもよかった、ありがとう」と喜ばれていました。同じ屋根の下に暮らすお年寄り同士のやりとりになんとも暖かい気持ちになりました。とかくスタッフの立場で事をすすめてしまいますがお年寄り同士の関係にもっとゆだねてもいいのだと気付かされた出来事でした。

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