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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2014年10月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2014年10月

10月3日(金)
以前から計画を立てていた川越へA.FさんとH.Kさんで車にてお出かけとなりました。心配していた天気も朝から晴れ出発となり、H.Kさんは「食事作り大丈夫かなぁ」と気になっていたご様子でしたが、川越が近づくにつれ「お腹空いたね」と笑顔で話されたり、A.Fさんも到着するのを楽しみになさっているご様子でした。到着すると丁度お昼で、予約してあった「とりせい」にて昼食となりました。それぞれH.Kさんは鳥釜飯をA.Fさんは「姿が想像できるから鳥じゃなく帆立にするわ」と帆立釜飯をご注文されました。A.Fさん「何だか夢見てるみたい。」ととても喜ばれお二人とも釜飯を普段より多く召し上がれていました。その後川越の街並みを散策され「時の鐘」で記念撮影。H.Kさん「お土産皆に買って行こう」と悩んで羊羹を選ばれ帰路となりました。暑かったこともありお疲れも見られたのか帰りの車中ではH.Kさんは目を閉じ眠っておられていました。通り道に地元では有名なケーキ屋さんの「ノア」でお茶をして帰る事になりそれぞれ悩み選ばれたお好きなケーキとコーヒーを召し上がられH.Kさん笑顔で「美味しいねェ」とA.Fさんと顔を見合せていました。あっという間の一日で「また行こうね」とH.Kさん、A.Fさん「そうよねぇ」と満喫されたご様子でした。

10月16日(木)
 いつも食事作りに熱心なHさん。天気も良く朝からニコニコされ「今日のお昼は何時から作りますか?」と尋ねられました。「たまには家事は休んで食事に行きましょう。」とお誘いすると「和食が食べたい!」とのこと。I・Kさんもお誘いしてスタッフと3人で近くの木曽路へ。お二人並んでメニューを決め、食事中もお二人でお話をされ終始笑顔のお二人。「また来ましょうよ。あなた(スタッフ)のおごりでね!」とIさん。普段はなかなか見られないお二人の光景になんだか嬉しい気持ちになりました。

10月17日(金)
朝食後、ソファでゆっくりとされているI.FさんとI.Kさんに「その服の柄が素敵じゃない!自分で編んだの?」とスタッフに話され「私は編み物したことがありません。」と話すと「そんなことじゃお嫁に行けないよ!ちょっと、毛糸持ってきなさい。」と話され、毛糸を持ってくるとI.Kさん「いいかね、ちゃんと見ていなさい。」と編み方を教えて下さっています。編み方が速くスタッフが「速くてついていけないです。」と話しているとI .Fさんが「どれ、やってみようか。」と毛糸を手に取られ編み始めました。I.Fさんは高齢で認知症も深いですが、毛糸を手に取ると身体が覚えているのか、スイスイと一段編まれています。スタッフが手こずっていると「ゆっくりやりなさい。」と見守って下さり、「上手上手!」とお褒めの言葉を頂いています。お二人とも「懐かしいね。昔は何でも作ったわよ。」「もう冬なのね。マフラー位なら間に合うかしら?」と久しぶりの編み物を楽しまれて季節を感じとられていた一時でした。

10月27日(月)
午後の日課の洗濯物畳みが終わるとテレビを見始めた皆さん。何人か15時のおやつの手伝いをお願いし見守っていると「カマキリ!!」と叫ぶ声が。網戸とガラス戸の間から大きなカマキリが歩いていました。「まだいたのね」「死んでるんじゃないの?」「まだ生きてるわよ!」とまじまじと見ていました。特にI.Kさんはおやつを召し上がっていても気になって窓に近寄り「ほら!あそこにまだいる!」と笑顔を見せていました。おやつを食べ終るころにはカマキリはどこかに行っていました。

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