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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2014年06月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2014年06月

6月15日(日)
今日はスーパーにたくさん梅が並んでおり、お年寄りと梅干し作りをしました。スタッフが梅の壺を準備していると、Y.Sさん「私は料理の先生でしたからお手の物です。」と張り切って集まっていらっしゃり、Ka.Mさんは「私は田舎だったからね、大きな樽で毎年漬けたよ。やってみようか。」と皆さんそれぞれ梅を洗ったり塩につけたりと思い思いに作業されています。Ko.Mさん「梅の良い香りがするわ。私もやってみます!」と壺に梅と塩を入れ重石をして今日の作業を終えました。皆さん「美味しく浸かりますように」と願いを込めておられ「早く食べたいわね。」と出来上がりを楽しみにされていました。

6月26日(木)
梅雨に入りすっきりしない天気が続くなか、午後から日が射し、YSさん、OYさん、HKさんと近くのお店にお茶をしに出かけました。皆さんそれぞれお好みのケーキと飲み物を選び「美味しそうだね、頂きましょう」と美味しそうに召し上がられていました。するとHKさんが「今日は洗濯物も乾いたし、美味しい物も食べられたし心の洗濯になりました。」と仰られ、OYさんもYSさんも「そうね、また来ましょうね」と笑顔で話されていました。飲み物を飲みながら一服され「お腹いっぱい!」と仰り「じゃ夕飯は要りませんかね?」とスタッフが冗談を言うと「いや、ご飯は別の所に入ります!」仰り、すかさずOYさんが「それは甘い物でしょ」と突っ込まれ談笑。和やかな雰囲気の外出となりました。

6月27日(金)
朝食を終え、IHさんはソファーに座ってひと休み。そこにOYさんがやって来て、「隣に座っていい?」と尋ねました。IHさんは「もちろんよ!いらっしゃい!」と元気な声で迎えます。隣に腰かけながら「あなたは元気でいいねぇ。私なんて腰が痛くって。今日はこれからどうするの?」とOYさんは少し不安そうな表情。それを見たIHさん、さらに元気な声で「元気出しなさいよ。ケセラセラ!なるようになるわよ。ムイビエーンよ。」と言って、OYさんの肩をポンッと叩きました。「そうね。よし、今日も楽しくやりましょう。」とガッツポーズをして見せ、笑顔になるOYさん、気分が変わったようです。持病があるIHさんは、今朝もさほど体調が良いとは言えません。そんな時でも周りのおとしよりが寂しそうだったり、不安そうにしているのをみると、優しく“叱咤激励”され、スタッフの言葉などでは到底敵わないその説得力で、安心させてくださいます。

6月29日(日)
 夜勤中のこと。皆さんが寝静まった20時半頃A・Fさんがステーションへ枕を持って来られました。どうしたのかな?と思っていると「あなた、今日泊まりでしょ?私の枕で良かったらこれを使って休んでね」とのこと。お気持ちだけで嬉しいです。夜は皆さんの安全を守るので眠りません、とスタッフが応えると「悪いわね。じゃぁ先に休むわね。無理しないでね」とお部屋へ戻られました。A・Fさんの優しい心遣いに、いつもお年寄りに支えられているんだなと改めて感じました。

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