上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2009年09月

9月4日（金）
入居して間もない頃は、「うちに帰らなくちゃ。」と度々心配していたＩさんも最近はすっかりボエンデの生活に慣れてきて、午前中にスタッフとＩさんの居室を一緒にお掃除する時には「私の部屋、奇麗でしょ？いつも奇麗にして暮らしたいからね。」と話されます。今日も一緒に掃除して布団も干していたため、居室がスッキリ片付いていました。しばらくして、居室に戻ったＩさんが「私、もう帰らなくちゃいけないの？」と不安そうにスタッフに尋ねてきました。話を聞くと（引っ越すために部屋を片付けられてしまった。）と勘違いされています。「ずっとここに居て下さい。」とお話すると、「居ていいの？あ～良かった、安心したわ。」と笑顔が戻りました。

9月6日（日）
今日は暑かった為か、午前中は皆さん静かに過ごされています。午後よりご家族の方がたくさんお見えになった頃より秋風が吹いてきて、絶好の散歩日和になりなります。こぞって散歩に行かれ一足早く秋を感じたようでした。

9月10日（木）
「まぁ、やってみようか。」得意気なHさん、「この次はどんな字だっけ？」久々の様子のSBさん、「私は皆さんに見せるような字じゃないわ。」と新聞紙に達筆な字で謙遜しながらのIFさん、観衆も見守りながら緊張と楽しいお習字の時間。

9月24日（木）
午後からあかねユニットへ演奏会を楽しむために全員で向かいました。ボランティアで来てくれたマリンバとキーボードとボーカルの3人の演奏が始まると、皆さん一気にうっとりとした表情に。軽快なトークも交えた演奏と歌声に、手拍子でリズムをとったり口ずさんだり笑顔いっぱいに聴き入っています。最後に感想を聞かれて「とても素晴らしかったわよ。」と答えたＳＢさん、Ｈさんでした。

9月26日（土）
リンゴを使って手作りのアップルパイを作りました。Ｈ．Ｋさんが中心となって作ってくださいました。リンゴの皮をむいてくださったり、煮たリンゴをパイ生地にのせてくれたり、卵黄を塗ってくださったり大活躍でした。焼きたてのアップルパイを前に嬉しそうにされていらっしゃいました。「手作りの物はやっぱりおいしいね」と２個目も催促されていました。