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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2009年02月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2009年02月

2月3日(火)
今日は節分です。夕食後皆さんで豆まきをしました。皆さん、お豆を食べながら、投げてらっしゃいました。「鬼は外。。。福は内。。。」最初は皆さんはずかしがってらっしゃいましたが、1人が投げると次々と投げはじめました。これで鬼たちも退散していきました。「歳の数だけお豆を食べないといけないのですよ」と言うと、「歳の数だけ、食べるのは大変だね~」と苦笑いの皆さん。

2月5日(木)
今日は、Sさんの94回目の誕生日でした。入居して間もないSさんは、ボエンデでの初めてのお誕生日会が、ご自分のお誕生日会となりました。昨日から、万全の体調ではなかったものの、お祝いのお膳はすべて召し上がりました。バースデーケーキを囲んで、可愛い花束を手にしたSさんは、ニコニコ笑顔。最高の記念写真も撮れました。

2月6日(金)
ボエンデでの食事では、日本人たるものやはり白米が大変喜ばれます。毎食、4合から4.5合炊飯器で炊いたり、たまに土鍋でお粥などもします。本日のお米とぎをしてくださるのはTMさん。「私は7歳の時からお米をといどるの。」「11回も研ぐと良いのよ。」と毎回仰います。TMさんが研いだお米の炊きあがりはいつもぴかぴかと光っていて、炊き上がりがうんと美味しいです。主婦暦何十年の手つきは恐れいります。

2月14日(土)
本日、Yさんの85回目の誕生日になりました。お昼は、皆さんで協力しながら、ちらし寿司など作り華やかなランチとなり、にこやかな雰囲気のもと食べ始まりました。「美味しく出来たわね~。」と協力してくれたお年寄りの皆さん満足気な表情をされています。おやつの時間には、皆さんリビングに集まりYさんのバースデーパーティの開催。お部屋を真っ暗にして、Yさんがろうそくの火を消すタイミングを今か今かと皆さんにこやかに待ちわび、消された瞬間「おめでとう」と一斉に祝福されていました。 Yさんも人ごとかのような表情されていましたが、花束をうけとると笑顔で「ありがとうございます」と照れながら皆さんに挨拶されていました。

2月16日(月)
今日は、ボエンデ主催の上井草落語会。あさぎからは総勢8名のお年寄りが催会場まで観賞のため出掛けました。生で聴く落語に、皆さん声をあげての大爆笑ぶりでした。中でも、SMさんの笑い声は、会場の雰囲気を盛り上げていたようです。『話がおもしろかったわ』と、Uさん。皆さんの笑顔がみられて、嬉しい1日でした。

2月25日(水)
東伏見稲荷神社までお年寄り3名とスタッフ1名でドライブ゙へ出掛けました。大きな赤い鳥居が到着を知らせて「ウワー、綺麗だわね!」と皆さんの歓声が車内に響き渡ります。奥には車で登れる参拝コースもあって車内から手を合わせ、「うちの子の健康…」とご家族の心配をされている心優しい皆さんでした。

2月27日(金)
今日は東京では珍しく朝から雪が降りました。雨から雪に変わると お年寄りの皆さんもちょっと興奮気味! 窓の外を見ては 「じゃんじゃん降るねー」「凄いねー」とお茶のみ話に華がさいてます。 リビングで窓の外を見ていたSUさんが 「ちょっと窓のそばまで連れて行って」「子供みたいに遊んじゃってごめんね」と雪を楽しげに眺め 「私ね雪の日に産まれたの」と暫く雪を眺め 昔を思い出しているような雰囲気に包まれていました。

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