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Kamiigusa Anzu Diary
あんず介護日記2019年06月
上井草グルップボエンデ あんず介護日記2019年06月
6月21日(金)
夕食後YKさんが一度お部屋へ戻られましたが、しばらくするとまたリビングへ来られています。「寝るにはまだ早いと思って。」と仰り、皆さんと一緒に歌を歌われています。OMさん、YSさんと歌詞本を読まれながらリズムよく歌われていました。日中もリビングに皆さんが集まると自然に歌が溢れだし、歌は皆さんにとってなくてはならない生活の一部なんだなと思いました。
6月22日(土)
本日は、あんずジャムづくりと梅シロップづくりをしました。あんずの良い香りがキッチンに広がると皆さんお鍋をのぞき込み「これは何になるの?」「美味しそうだね!」と仰っていました。梅と氷砂糖を入れる大きな瓶を用意すると「昔うちでもやったよ!」「梅酒をつけたことあるよ。」と楽しそうにお話しされています。午後には、YSさん、OMさんと一緒にあんずをたくさんくださった近隣の方に出来上がったあんずジャムをお届けに行きました。地域の方との交流の機会を今後も持てたらと思った1日でした。
6月27日(木)
夕食後、いつものように、OMさんが居室と廊下を往復されています。。「先生、私、今日お泊りなんでしょうか」と不安そうなお顔をされています。「今日は、ここにお泊りです。娘さんも知ってらっしゃるから、大丈夫です。安心して下さい」とお話しをすると、「そうですね、私、泊まりなんですね。頭が回らなくなってわからなくなっちゃって」と仰った為、また、わからなくなったら、いつでも遠慮せずに聞いて下さいとお伝えすると、胸を押さえ、笑顔になられ、安心したように、居室に戻られ休まれました。何気ない一言ですが、不安になられた時のお年寄りへの対応は本当に大事であると思いました。