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Kamiigusa Anzu Diary

あんず介護日記2014年02月

上井草グルップボエンデ あんず介護日記2014年02月

2月3日(月)
今日は節分。午前中に皆さんと今日は何をするか話しました。「やっぱり豆まきよね」「鰯食べるんでしょ」など意見が出ました。スタッフが「恵方巻き食べますか」と訊くと、「何それ?」「知らないわね」とほとんどの方が言われる中でHKさんは「いつも食べていたわよ」と言われました。結局お昼に恵方巻きを作ることになりました。スタッフが簾に海苔を置きどっちか迷ってると、HCさんは「こっちに向けるのよ」と教えて下さいました。HKさんは「私も次巻こうかしら」と酢飯に具をのせくるっと慣れた手つきで巻きました。KSさんも「じゃあ私も」とちょっと太めの巻きずしが出来ました。穴子と玉子のシンプルな恵方巻きでしたが、皆さん手分けして完成させたおかげで美味しく出来ました。

2月8日(土)
今日は数十年ぶりの大雪で、朝から粉雪が舞っていて窓の外一面に真っ白な景色が広がっています。お昼頃になると一層雪が降り積もり、昼食の時にH.Kさんが「雪だるまが作れるわね。」と話され皆さんも外の景色を見入っておられます。午後H.Kさんが「雪だるまいつ作るの?」と外に行く格好でリビングへといらっしゃり、テラスでスタッフと雪だるまを作っています。「お目目は可愛くしなきゃね。バケツも頭にかぶせて寒くないようにしないと。」と張り切って飾りつけされているH.Kさん。雪だるまが出来上がると皆さんにお披露目され「どうですか?かわいいでしょ。」と記念に写真を撮っています。夕方になり「明日の朝まであるといいね。」と話されているH.KさんとK.Sさん二人で顔を見合わせ微笑まれていました。

2月13日(木)
今日も大雪の予報です。「今日は大雪ですよ。」とスタッフがお伝えすると「えーそうなんですか?」とMTさん.窓の外を見て、びっくりです。「ふふふ。私は北海道の生まれだから、驚かないわよ。」とKSさん。北海道の冬は、もっともっと雪が降るそうです。「私は長野なの。長野も凄いよ。」とHKさん。故郷の話しで盛り上がりました。「これじゃ、出掛けられないわね。」と残念そうなHCさん。来週、雪が解けたら散歩や買い物に行きましょうね。

2月14日(金)
一日を通し雪が降り続いています。夕刻THさん居室の窓より外を眺めながら「今日は本当に外がきれいね」と嬉しそうにされています。「こんなになる(つもる)なんてねぇ」と一面の雪景色をじっくりと楽しまれています。HKさんも居室で寛がれながら「何とも言えない綺麗さがあるわよね」と公園の木々に積もった雪景色に嬉しそう。「本当に絵の中みたい」と見とれられています。楽しげに外の景色をご覧になりながら、ゆったりと冬の時間を楽しまれていました。

2月26日(水)
今日は3月中旬のぽかぽか陽気に包まれ、すぐ近くまで来ている春を肌で感じられる日でした。
午後屋上へHCさんと洗濯物を取りこみに行くと、風がさわやかに吹いてあまりに気持ちが良く、洗濯物よりも先に、さっそくスタッフとベンチに腰かけ、手を繋いで大きく伸びをしてみました。全身に太陽を浴びて、人間も光合成が必要だなぁと思っていると、HCさんが雲一つない真っ青な空を見上げて「あぁ、あの色の洋服が着たいわ~。」とおっしゃいます。また、「あんまり気持ちが良いから、このまま天国へ行けたらいいな。」と冗談が飛び出し、二人で笑いながら楽しいひと時が過ごせました。

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