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Kamiigusa Anzu Diary

あんず介護日記2011年12月

上井草グルップボエンデ あんず介護日記2011年12月

12月吉日
今日は久しぶりの晴天!まさに文字通りの雲一つない青空です。家にいるのはもったいない!と今日は午後から、数名で急遽の紅葉狩へ。場所は和田堀公園。木々の色付きはまさに見ごろで、枯葉とのバランスも最高でした。日曜という事もあり、公園内には小さなお子さんも多く、紅葉とかわいい子供の姿とを目祖細めて楽しんだ秋の午後でした。

12月18日(日)
近頃は朝晩グッと冷え込む日が増えてきました。あんずフロアにもクリスマスツリーや、以前みんなで作ったツリーモチーフのタペストリーが飾られ、すっかりクリスマスモード。何処からともなくクリスマスソングが聞こえてきたかと思えば、HCさんが「サイレンナ~イト」と口ずさんでおりました。歌声に誘われるような形でその場に居らした方と合唱会。イヴが楽しみですね。

12月19日(月)
 何年か前のお写真の中ではエプロンを付け食事の手伝いをされているMOさん。最近はお願いをしても、一緒にやりましょうと誘っても「何で俺がやらなあかんのや!」と、お断りされていました。今日はお腹がすいておられた様で時間よりも早く着席され、周りの様子を伺っておられました。何気なくスタッフがニコニコしながら目の前に小鉢を並べると「何ですか?これは?」とMOさん。昼食で皆で頂くものである事、他の方はもうお手伝いをされお部屋で休憩されている事、目の前におられる方はMOさんより年上であるけれど手伝いをもうなさって新聞を読まれている事を伝えました。「僕はやりませんよ。」と最初はおっしゃったMOさんでしたが、スタッフが一つ二つの具を目の前で盛り付けいなくなると、5分程した後、手が動き始めました。皆の事をとてもよく考えてらっしゃるMOさん。建前的には男がそんな事はしなくていいとゆっても、身体が目の前の仕事をせずにはいられなかった様子でした。

12月30日(金)
夕方より、HCさんがお仏壇にお供えをしないと言い始めます。「明日は大みそかだから用意しないといけないの。」とこだわりを見せます。「夕方なので明日にしましょう。」と伝えても解せない様子。しかし周りにいたお年寄りが皆さんで「今日は混んでいるので明日の方がいいわよ。」とHCさんを説得してくださる。段々とHCさんも落ち着いてこられ「わかったわ!明日にしましょう。でも明日は買いに行くわよ。」と納得されて皆さんその言葉を聞いて笑顔になりました。

12月31日(土)
夕食後、紅白歌合戦の開始を皆さんでご覧になり賑やかなリビングに。リズムを静かにとるSHさん、にこにこしながらソファでご覧になるKKさん。MOさんも熱心にご覧になっています。最後まで居たのはKKさん!紅組のトリ石川さゆりの津軽海峡冬景色をスタッフと一緒に口ずさみ、白組の大トリSMAPの曲をスタッフが歌うと、曲を知らないはずなのにつられて歌詞を追いながら歌い出し大合唱に。紅組の勝利を祝った後「眠い~。」とおっしゃり居室に戻られました。

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