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Kamiigusa Anzu Diary

あんず介護日記2009年08月

上井草グルップボエンデ あんず介護日記2009年08月

8月某日
 ピアノをポロンとスタッフが弾くと、「あら、何か弾いてくださいよ。」とMTさん。いつも弾いてる昔なつかしい童謡を弾くと、ソファーで聴いていらしたMHさん、KFさんが、拍手してくださいました。満面の笑みで、パチパチパチと拍手をしてくださると、なんだかミニコンサートみたいです。小さな声でくちづさむMHさん。いつも優しい目で、窓の外を見ながら、歌ってくださってありがとうございます。MHさんのように、年をとりたいなぁ…。

8月16日(日)
 今日は快晴で、とても暑い日でした。以前に図書館で借りていた本を返却しに、KKさんとMTさんと一緒にお出掛け。図書館までは、20分程度の時間をかけて歩いていきますが、暑くて暑くて、図書館について一休み。お二方とも「暑かったわねー」と苦笑い。KKさんは、本を返却してから一通り図書館においてある本を見て「今日は借りない」とお話され、昼食を食べに飲食店へ・・・着いたが満席で30分待つとのこと。近くにあるもうひとつのところにいくと空いていたため、ファミレスにて昼食。MTさんは、あまり外で食事をされなかったため「色々あるのねー」と感心気味。時間をかけて決めています。KKさんはすぐに決まったものの、スタッフが悩んでいると「私これにする」とスタッフが悩んでいたものに。スタッフ「一緒のにします」と話すと、笑顔で返してくださっています。食事を終え、夕食の買い物をしてから帰宅しています。公園に親子が何組かおり「かわいいわー」と穏やかな表情でご覧になられていました。

8月16日(日)
午後もうだるような暑さが続いています。今年もかき氷器の出番がやってきました。シャカシャカシャカシャカと氷を削る音は夏を感じさせてくれます。風鈴でもあれば最高ですね。あさぎのお年寄りの方も参加し、最後は皆さん舌を真っ青にしながら召し上がり、少女時代を懐かしんでいらっしゃったようです。

8月20日(木)
 ご自分の身の回りの事を自分で出来ることを誇りに思ってらっしゃるM・Oさん、スタッフに「自分の事をこんな歳(85歳)になってもできるなんて、健康だからやなー」とニッコリと微笑まれてます。 戦友のことを思い出されたようで、「みんな戦いに行って死んでもうたからなー」「ここまで健康に過ごせているのも、ご先祖様のおかげやなー。ほんまやでー」と、考え深く言われてます。大きく、うなずいたスタッフに「100歳まで生きるんちゃうかー。それまで見守ってやー」と微笑みながら言われてます。あらためて、戦争という体験をされた人生の先輩のすごさを感じたできごとでした。 

8月27日(木)
 夕方になりMOさんがサングラスと帽子をかぶられてダイニングに歩いてこられました。どちらにお出掛けですかとお尋ねすると、「散歩に行こうかと、夕飯まだやろ?」と言われ公園まで散歩に出かけました。日中より気温もずいぶん下がり、「涼しいな」と心地良い風を受けながらゆっくり歩き、公園のベンチで一休み。「健康は規則正しい生活と、腹は八分目!」とアドバイスを頂きました。2人共蚊に刺され「かゆいなぁ」と言いながらボエンデに戻りました。

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