1. ホーム
  2. 介護日記
  3. 上井草グルップボエンデ
  4. あんず
  5. 2008年
  6. 11月

Kamiigusa Anzu Diary

あんず介護日記2008年11月

上井草グルップボエンデ あんず介護日記2008年11月

11月8日(土)
今日は午後から スタッフの手作りのスィートポテトであさぎのお年寄りの方達をご招待し 歌を唄ったりして過ごされました。歌を唄いながら、「目の前に景色が浮かんでくるわねぇ。」と しみじみとされる方もおられ 殆どの方達が楽しくこうやって過ごせて嬉しいと話されていました。皆さん、あさぎに戻られる時に「楽しいと時間は早いわね。」と笑顔で話されていました。

11月11日(火)
今日の昼食は出前のうな重でした。お重が大きくご飯もたっぷりでしたが、皆さん夢中で召し上がっていらっしゃいました。MOさんは「今日はどうしてだ?何かのお祝いか?一番暑い日(土用の丑の日)じゃないな。」とおっしゃっていて、THさんは「美味しいわね!」とスタッフの「無理せず残していいですよ」の言葉には「もう少しだから」と全部召し上がられ、KFさんも半分以上ご自分で召し上がりました。皆さんがとても美味しそうに召し上がっていらっしゃるお顔が印象的でした。

11月22日(土)
今日は企画していた“大根掘り”にMTさんとTHさん、あさぎのSBさんとで車にのり行きました。スタッフが「1m程ある大根を掘るんですよ」と話すと、「そんなにでかい大根なんて掘れるわけないじゃない」や「とても大きいのね~」、「あら嫌だ、そんなの掘ってどうすんのよ~食べられないわよ」とみなさんお話しています。畑に着くと、既に掘っている方がおり、持っている大根の大きさに、みなさん「いや~すごいわねぇ」と驚いていました。私達の順番になり、説明を聞いて、いざ掘ろうとしましたが、全く抜けない大根に「すごいのねぇ」と話される。スタッフも抜いてみるものの抜けず、MTさんに「若いあなたにでも抜けないのね」と驚かれてしまいました。現地スタッフのお兄さんが、MTさんと力を合わせて抜いてくださっています。MTさんは抜けた大根を持って「とっても重いわよ。でかいしすごいわね」と、とても喜ばれている様子でした。THさんは抜くことは出来なく、近くでみていたのですが、大きい大根を持ってくるMTさんをみて「重いでしょう。私に乗せていいわよ」と話してくださっています。「こんなにでかい大根なににして食べるのよ~」と笑ってお二人でお話していました。帰ってきてからも、大根の大きさにはとても興奮されていたようで、他のお年寄りの方に説明してくださっていました。

11月26日(水)
 あんずのリビングのソファーに座ると、窓の外にもみじがあります。少し前まで、緑のもみじでしたが、いつのまにか真っ赤に染まっていました。 「MTさん、MHさん、見てください。もみじがあんなに真っ赤になってますね。いつのまにか秋が深まってるんですね・・・。」とスタッフが話しかけると、「あら~、いつのまに。ほんとに、きれいですね。」とMTさんが話されました。スタッフが「♪あ~きのゆ~う~ひ~に~、てるやまもみ~じ~」と歌うと、おふたりとも自然に一緒に歌い始めてくださいました。お二人とも、ソファーに座って、ゆっくり、ゆったりです。とても素敵なひとときでした。「眠くなってきちゃうね。気持ちいいです。」とスタッフが話すと、お二人とも優しく「そうですね~。」とつぶやかれました。

11月27日(木)
今日は朝からどんよりとした曇り空、9時頃からは雨に…。早く止まないかなあと願いをこめて、リビングに集まったお年寄りの皆さんで、てるてる坊主作りをしました。坊主の顔は、笑っていたり、ちょっと怒っていたりと皆さん思い思いに描いていらっしゃいました。てるてる坊主につるす糸を通すのにスタッフが苦戦していると、MUさんがやさしく「私、まつるわよ」と声を掛けてくださいました。あとで皆さんと飾りつけを楽しまれています。

11月29日(土)
今月より、皆様のお仲間に入れさせて頂いていますが、初出勤の日はとても緊張して、皆様と何をお話をしようかなとドキドキしていると、お年寄りの方から「あの木、きれいですね」と声をかけていただき、それまでドキドキしていたのがなくなり、皆様は自然に毎日の暮らしをされているのだから私もその中でのお手伝いをさせていただければいいんだなと、お年寄りの皆様と一緒に時を過ごすということを感じた一瞬でした。これから、皆様とすこしずつ、信頼関係を築きながら、お一人お一人のなにげない毎日の暮らしのお手伝いと気ずかいのできるスタッフになれるようになりたいと思いました。

ページトップ