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Kamiigusa Akane Diary
あかね介護日記2019年07月
上井草グルップボエンデ あかね介護日記2019年07月
7月1日(月)
雨が続く毎日ですが、K.Yさんが「なにか美味しいものが食べたいわね」「今度一緒に行きましょうよ」と声をかけてくださったのでI.Jさんもお誘いし、スタッフと4人で荻窪へランチをしに行ってきました。I.Jさんの「洋食がいいわね」の言葉にK.Yさんも「そうね!あそこの店なんてどうかしら」と選んでくださり、4人でハンバーグ定食を頂きました。ランチ中も「昔はね…」「旦那とは…」とたくさんの思い出話を聞かせてくださり、帰りの車中でも「久しぶりに行けて嬉しかったわ」「また行きましょうね」と笑顔を見せ喜んでいただけて、私たちもとてもうれしく感じました。
7月7日(日)
今日は七夕ですがあいにくの雨。皆さん一生懸命考えたお願い事を笹に飾られています。昼食時そうめんに星の飾りをしたのと、てまり寿司にしました。「綺麗ね。」「今日は特別な日?」と仰られ、七夕である事を伝えると「あら雨なのに…」と仰る方や、「美味しそうだから!」と七夕である事より食事に目を輝かせる人もいます。食事に笹飾りに目で楽しまれたりされていました。そんな姿を見て、来年も元気で一緒に七夕を迎えられ、たくさんの笑顔が見られるとうれしいなと思いました。
7月24日(水)
蒸し暑い一日でした。この日は昼食作りに4名のお年寄りが励んでくださいました。
手際よく野菜を切るSMさん。そんなSMさんの姿を見てTSさんも「私にも何かできる事があればしますよ。」「中々、うまくは出来ないけれど…」と仰りながらも、スムーズにトマトを切ってくださいました。その様子を見て、SMさん「なかなかやるじゃない。上等だよ。」と、声をかけられTSさんも「そうですか?それならよかった。」と安心されたように笑顔で話されており、見ている私も和やかな気持ちになりました。
7月25日(木)
お天気の良い午後、フロアのソファーにKYさんが座っています。ゆっくりと慎重に歩いてきたTSさんが「こちらで良いですか。何だか分からないのよ。」と話されると、KYさんが「お座りなさいよ。」と誘います。転ばないように慎重に腰掛けるTSさん。そこに、YNさんが何やら困った様子でやってきて、3人そろって腰掛けました。現実が分からなくなることが多い皆さんですが、こんな時はみんなで会話をしたり、じっと他の人たちの話を聞いたりと、穏やかで安心した様子で笑顔になられます。着かず離れず、なじみの関係の中で、人のそばにいることが心の平安につながり、大切なのでしょう。グループホームでの共同生活の良さを感じるのはこんな時です。