上井草グルップボエンデ あかね介護日記2018年08月

８月９日（木）
本日はH.Yさんの入居後初外食の日。希望を伺うと洋食が食べたいと話されていたため、近くのジョナサンまで車で向かいました。食事中の話題は子育てとお産について。１歳児を持つスタッフが育児に奮闘中であること、大変なお産だったことを話すと笑顔で話を聞いて下さっています。H.Yさんのお子さんの話を伺うと「私は息子と娘ふたりいますよ。」「そんなに大変じゃなかったわ。」と大人の余裕を見せて下さいました。その後も話の途中で「私は息子と娘ふたりいますけどね。」と笑顔で何度も話されていました。頻回に面会に来て下さっている長男長女様との仲の良さが伺え、心が温まる時間を過ごさせていただきました。

8月15日(水)
午後Y.Nさんの好きなＳＭＡＰのＤＶＤを鑑賞しました。「やっぱりいいわね。」「一回はコンサート行きたかった。」と仰り、笑顔で観られていました。一緒に観ていたS.Mさんは「何が何だかさっぱりわからないね。でも、楽しそうなのはわかる。」と仰り、2人で一生懸命観ていました。

8月17日(金)　
Ｙ．ＮさんとＨ．Ｍさんと外食へ行きました。車内では青空や木々、道行く方々を見られお年寄りの表情も晴れやかでした。お二人ともハンバーグと海老フライののったプレートを選ばれ、普段食の細いＨ．Ｍさんも「美味しくって頑張っちゃった」と完食されています。店内ではお二人の若い頃のお話しや、娘様息子様との思い出の話など沢山話して下さり、笑顔の絶えない昼食の時間でした。

８月１９日(日)　
早朝５時半ごろには外が明るくなり、皆さんゆっくり目を覚まし起床準備をされておりました。着替え終わるとお腹が空いたのかＫＹさん、ＳＭさん、ＩＪさんはフロアに出て来られ「お食事はまだですよね？」と仰られます。もう少し時間がかかる事伝えるとＩＪさんは朝食準備を手際よく行われ、ＫＹさんとＳＭさんはソファで新聞を読んだり、自席で朝のテレビで高校野球を観戦しておりました。それと共にだんだんと日も上り朝日がまぶしくなり皆さん口をそろえて「天気がこんなにもいいと気分もいいね」とにこやかに微笑まれ、なんだか疲れも吹き飛ぶくらいのとても気持ちの良い日曜日の朝でした。

８月２０日(月)　
この日の昼食は、Ｓ.Ｔさん、Ｉ.Ｊさんとスタッフ２名計四名で外食へ。
何が食べたいかお聞きするとS.Ｔさん元気よく「お寿司！」
と仰られたので、タクシーでお寿司を食べに行くことに。車内では「私も運転免許持ってたのよ。今は返しちゃったけどね。だからいつでも私変わって運転しますよ」と笑顔でお話されていました。お店に到着し、Ｉ.Ｊさんに何を注文するかお聞きするとお寿司と付け合わせに蒸し鶏や茶碗蒸し付いたもの選ばれていました。S.Tさんはお寿司のみのもの選ばれ「美味しいね、」と笑顔でＩ.Ｊさんとお話しされていました。

8月22日（水）
今日は9時ころから往診の日です。皆さん、きちんと居住まいを正して静かに順番を待っておられます。朝から「この服でいいかな？」と着るものを考えているSTさん、「お医者さんに腰と足の痛いのを診てもらう。」と待っているHYさん、早くからリビングの椅子にじっと我慢強く座って待っているSMさん、ほかの皆さんも緊張気味に順番を待っておられます。お年寄り世代の方たちにとって、お医者さんに診てもらうことは特別な事のようです。優しい先生に診てもらい、話を聞いてもらうと、皆さんほっとして笑顔になられ、ティータイムのお茶が一段とおいしい様子でした。

8月26日(日)　
8月も終わりに近づいているのに夕方になっても日差しが強く、暑い日でした。フロアでは童謡唱歌のCDを流していると、以前にコーラスをされていたHYさんが歌ったりハミングしたりしていました。ソファに座っていたSMさんが笑顔でうなずきながらリズムをとって聞かれていました。途中、YNさんも少しの間フロアにいらして聞かれていました。日曜の夕方、とても気持ちのよい歌声を聞き癒される一時でした。