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Kamiigusa Akane Diary

あかね介護日記2017年07月

上井草グルップボエンデ あかね介護日記2017年07月

7月3日(月)
もうすぐ七夕という事で、皆さん短冊に願い事を書き始めました。一番初めに書き始めたS.Mさんは「世の中が平和であるといいね。」と仰られ、次に書き始めたN.Yさんは「これ以上願い事が叶ったら困ります。にしようかな?」と仰られたり、I.Sさんが「幸せが沢山訪れますように。」と呟くと、N.Yさんは「それいいね、半分分けてもらえますように。」と冗談を言われながら、一時間悩まれ「健康でおられますように。」と書かれていました。笹の葉に飾りつけをしたりと、「昔に戻ったみたい。」と皆さん嬉しそうでした。

7月6日(木)
FKさんは先月、大腿部骨折の為入院手術され、最近ボエンデに戻られたばかりです。戻られてすぐは足の筋肉のこわばりがあり、車椅子から立つこともままならない状態でした。しかし、毎日の生活の中で動いて使っていく事が良いとの主治医の意見もあり、トイレや食事、入浴など様々な場面で大きな息をつきながらも弱音を吐くことなく頑張って立ち上がりや歩行の練習をされ、今日は見守りながらですが自力で数歩、歩くことが出来ました。
もともと気丈な性格の方ですが、食欲も戻り笑顔も出てきて、日常生活で使う動作のリハビリが大切と実感する日々です。


7月27日(水)
この頃、夏の暑いせいか食欲が落ちてきているN・Yさん。この日の夕食もゆっくりご自分のペースで起き上がられていました。席に着かれても「食べたくないな」と仰られ中々手が進みません。甘い物がお好きなN・Yさんにお皿に小さいシュークリーム2つとエクレアを盛り付けると「美味しそうなものがここにあるよ」と笑顔を見せられていました。そこから手が進み、結局夕食は半分以上も召し上がられていました。食欲が落ちてきている方、他のお年寄りにとってもこの日の食事が最後になってしまう事は十分にあり得るので一日一日の食事を大事に考えその日その時を一緒に楽しく、どういう工夫をすれば「美味しいね」と共感し合いながら楽しい食事のひと時を過ごせるだろうと改めて考えることができました。

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