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Kamiigusa Akane Diary

あかね介護日記2017年05月

上井草グルップボエンデ あかね介護日記2017年05月

5月1日(月) 
いつものように皆さんが夕食が食べ終えても自分のペースでのんびりと召し上がられているNO・Yさんがいらっしゃいました。食べ終えたところで「ちょっとテレビつけてください」とスタッフを呼び止め、つけると「この人は誰かな。」と相撲の稀勢の里を指差されていました。13年ぶりに日本出身で横綱なった人ですよと教えると「あ~お相撲か、だからこんなに体が大きいんだね」と仰られていました。そこからNO・Yさんはテレビに集中されていました。普段何も関心を持たないNO・Yさんですが何かをきっかけにスタッフに話しかけてくれる瞬間を大切にし日頃からのコミュニケーションを取っていき普段からの会話も多く、かかわっていきたいなと思った瞬間でした。

5月8日(月)
「おはようございます。」とF.Sさん、S.Tさんが早くにフロアに出て来られると、「何か手伝わせて。」と朝食準備を行っています。「今日は朝から働いたからお腹空いたわね。」とお話しされていました。皆さんが集まってくると「頂きます。」とすぐに食べ始められ、完食されていました。

5月11日(木)
夜が更けてくると、静かな時間の中で皆さん気持ちがご自分の心の声に正直になるのでしょうか。I.Sさんは何度もスタッフに気持ちを聞いてと言いに来られ手を繋いで話を伺います。N.Yさんは気ままに誰も居ないフロアを歩いたり、ゆっくりテレビに見入ったりジョークを言って笑わせてくれたりします。H.Yさんはベッドに横になりながら女学校の頃の事や、お父さんお母さんの話をされ「今夜は急にあの頃のこと思い出して話せてよかったわ。」と笑ったり涙ぐんだりされました。日中とは違う素のお年寄に触れて、一層皆さんが好きになる時間です。


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