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Kamiigusa Akane Diary

あかね介護日記2011年10月

上井草グルップボエンデ あかね介護日記2011年10月

10月1日(土)
 井草八幡でお祭りがありNa.Yさんと昼食前の少しの時間でしたが行ってきました。
屋台もたくさんあり気候も涼しくNa.Yさんも「涼しくていいですね。私が小さい頃はわたあめを食べました。」と教えてくれました。境内の方へ行きお参りを終え帰る途中、踊りをしていたので少しみてお土産を買ってボエンデへ帰りました。午後からは子供神輿があり、T.Tさん、K.Kさん、N.Yさん、S.Tさん、K.Cさんと外へ出て見ました。
ボエンデの前で待っていたのですが中々来ず、皆さん待ちきれずに音の鳴る方へ歩いていきます。ちょうど休憩していた子供達に話かけたり、太鼓をたたいたりと皆さん、楽しんでいらっしゃいました。

10月9日(日)
今日の昼食は、早稲田通りにある、行ったことのないお店に食べに行くことになりました。「何にしようか?」と皆さんメニューを見て悩みに悩んでいます。天ぷらにカレーうどんに牛定食にと皆さん好きなものを注文しました。天ぷらはサクサク、うどんはボリュームたっぷりです。「これいる?」「それちょうだい!」と皆さんで分け合って、いろいろなものをおいしくいただきました。皆さん大満足のご様子です。行きなれたお店も安心出来ていいですが、いつもと違うお店も新鮮味がありいいですね。

10月11日(火)
 本日は午前中に見学者の方が来られました。お客様とあってか、皆様おもてなしの精神が強いので、良く話しかけておられました。「早くお茶を出さないと。」とこっそりとスタッフに言いに来られたK・Cさん。スタッフがお茶を入れると見学者の方に「どうぞ。」とお茶を出してくださいました。その後は皆様のお得意の歌でもてなし、賑やかな午前となりました。

10月15日(土)
 曇り空ですが今日はお隣のあけぼの作業所でお祭りがあるとのことで、S・Tさん、T・Tさんと出かけています。大変賑わっていてバザーを見たりして二階の食堂へ行くと、すでにS・Tさんがカレーライスを召し上がっていて私達を見つけて大喜びされていました。遅れてですが、一緒のテーブルでカレーライスを食べてS・Tさんより一足先にボエンデに戻っています。その後、S・Tさんはカレーライスをおかわりして焼きそばも食べたとのこと、90歳にもなるのにいったいどんな胃袋なのかと驚きです。

10月20日(木)
 秋晴れの一日、T.Tさんをお誘いし、近くの「とんでん」へ外食に行きました。道中「いい天気だねー、気持ちいい~」と楽しそうに歩かれています。道を舞う落ち葉に気付き「どっから来たんだろ?」「もう秋?」と少し驚かれていました。お店の席に着くと早速メニュー選びとなり、うなぎかカツ丼かで迷われていました。スタッフがカツ丼にしたため同じものに決め、運ばれてくると「おいしい!」と召し上がっています。半分くらい食べると「老人には多いわ。」と笑顔で、満腹になったご様子でした。帰り道「もっと歩きたいねー。」と言われ、行きたいところの話となっています。「都内はよく知らないからねー。」とおっしゃるも、高尾山は?と聞かれると「あー!行きたいねー。」と話されています。

10月21日
 天気良好。K.Kさんが共用エリアを歩かれるところを見かけ、「こんにちは。」と挨拶をすると「まぁ、ビックリしたわ!」と驚かれ「今度は私が驚かせる。」と笑っています。二人で歩いていると、赤や黄色の落ち葉がちらほら見られ「もうすっかり紅葉してますね。」と、話しかけると「まだまだ青い葉っぱもあるわよ。」ニヒルな笑顔を向けられます。そんな会話の攻防戦を繰り返し玄関に着いた後も笑い合って、満足そうに過ごされました。

10月24日(月)
 今日は朝よりTさんとバス・電車を利用して高尾山へお出かけしました。道中「久々だわ~、懐かしい気がする。」「昔、よくね通ってたの、家から近くて。」と車内で喜んでしゃべられていました。1時間かけ到着し山間を見渡すと靄がかかっている様子。ケーブルカーで標高472mまで登ると霧で景色が良く見えず。「せっかく来たのに残念。でも近いからいつでも来れるね。」と苦笑いされておりました。その後も、お寺の本堂まで徒歩で登り「ここは私にとって第二の故郷よ。」と昔、良く来て歩いたこと景色の良さ等懐かしく嬉しそうに話しながら一歩一歩踏み出しておりました。帰りの途でも「良かった~。」と感慨深げにボエンデへ戻られています。

10月30日(日)
 今日も良いお天気でさわやかな秋空でした。ちょうどホームピックまで買い物がありK・Cさん、S・Kさんとランチをかねて徒歩でお出かけしています。レッドロブスターで昼食を食べることにしましたが、お年寄りにはロブスターは食べにくい様子で「おねえちゃん、どうやって食べるの?」や「これは何?」と悪戦苦闘されていました。いろいろお手伝いしながらのランチでしたが、最終的には「おいしいね!」とおっしゃってくれて安心しました。

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