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Kamiigusa Akane Diary

あかね介護日記2011年03月

上井草グルップボエンデ あかね介護日記2011年03月

3月4日(金)
 本日の午後、訪問理容の方が来てくださりK・KさんとN・Yさんがカットされました。お2人ともカットをする前は緊張されていましたが、カットが終わると「さっぱりしました。」とご満悦。理容師の方に深々と頭を下げ「ありがとう。」とおっしゃっていました。その後、鏡を見て嬉しそうにされていました。

3月9日(水)
 今日は管理者研修の方がいらっしゃったので、みなさんとても興味深く観察しています。T・Tさんは「どこから来たの?そんな遠くから来たの!ご苦労さんねぇー。」まずは労いの言葉をかけていらっしゃいました。S・Tさんは歌をうたっては「この歌知ってる?えっ、知らないの?結構有名な歌なのに。」と少し残念そう。S・Kさんは「私は綺麗よ、でもあなたには敵わないわ、あなたが一番綺麗よ!私が保証する!」とすごく褒められていて、管理者研修の方はもうタジタジでした。本当にみなさんそれぞれのアプローチで、おもてなしされておりました。

3月11日(金)
 本日、午後大きく揺れる地震みられました。立っていられないほどの揺れで皆さん驚きもあり怖さもあったようです。地震速報のニュースをリビングにて皆さんで観ていたら、東北沖にて震度7の地震速報が映されました。地震後に津波が押し寄せた映像が流されると皆さん「あー怖い、ひとたまりも無いわー。」「逃げられたかなぁ。」と被災地の人々を心配されていました。その後も余震があり東京も揺れていました。「私達に比べれば、あちらの方々のほうが恐くて辛い思いしているね。」と気遣っています。皆で東北の方々が無事に避難されていることを願っており、「何か私達でも出来る事をしましょう。」と暖かい言葉が多々言われておりました。

3月25日(金)
 昨日の雨もやみ今日は良いお天気でした。S.Kさんとバスに乗り荻窪へ出かけています。「何が食べたい?」と聞くと「何でもいいわよ」とのこと。二人で回転寿司に入りました。くるくる回ってくるお寿司をみて好きなものを選んで頂きました。値段をみて「安いね!おいしい!」ととても楽しんでいましたが、5皿で「もうお腹いっぱい。」とおっしゃるのでお会計しウインドウショッピングへ。小さな赤ちゃんをみて喜んだり、疲れた様子なく楽しまれています。買い物が終わりバスで帰ろうとすると「ご飯、どうする?」とのこと。お腹が空いたということでドトールでケーキとカフェラテ召し上がっています。良く食べ良く歩きましたが、元気でボエンデに帰宅しました。帰宅しても洗濯たたみをしたり、ホームピックへ買い物へ出かけたりと一日活動的にお過ごしでした。

3月27日(日)
 ホーム長と社長より新わかめをいただきました。午後、おおきなお鍋を持ち出して大量のわかめの下処理開始です。「すごくいいわかめ。おいしそうだね。だけど、いっぱいあってたいへんだねぇ。」とS.Kさんと一緒に行いました。ぬるぬるのわかめを刻む際「あんた、手切らないようにね。」と心配そうにスタッフを見守っています。大きなお鍋の中、お湯が沸いたところへわかめを入れると、まるで魔法のように一瞬にしてきれいな緑になりました。冷ましている間、置いてあるのを見つけS.Tさんも「わぁ、おいしそうなわかめ!」と声をあげています。夕方三等分にしてS.Kさんと一緒に下の階にお届けにいきました。あかねも早速夕食の一品にしようと思います。

3月31日(木)
 あかねのお年寄りが数日前から、ポスターをみて「いつあるんだっけ?」と楽しみにされていたピアノコンサートの日が、今日ついにやってきました。音楽に関してはそれぞれ、聴くことも歌うことも大好きなあかねの皆さんです。演奏が始まると、ピアノに合わせて旋律を口ずさんだり、手をたたいて音にのったり、盛大な拍手をされたり、歌のコーナーで元気に歌ったり…皆さん思い思いに楽しんでいました。楽しい時間はあっという間です。コンサート終了後あかねに戻ってからも、皆さんはまだ楽しい余韻の中。もっと歌いたかったと言わんばかりに、おやつの時間も元気な歌声が響いていました。「よかったね。」「またやってほしいね。」お年寄りのそんな会話が聞こえてきます。

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