グルップボエンデ井荻 井荻介護日記2022年02月

2月16日（水）
今日は3回目のワクチン接種日です。1、2回目までファイザーで3回目はモデルナですので皆さんの副反応が心配ですが、3回目接種する事で大きな安心を得ることができます。入居者様はまだどなたもコロナに感染していないので、これからの安心のためにも今日の接種を終え安堵しています。その後は久しぶりに歌集を手に歌会が始まりました。入居したばかりのMMさんが皆さんを誘うように大声で歌うので皆さんも誘われるように歌いだし、最後まで明るい歌声がリビングに広がりました。SKさんが「今日は楽しかったわね。井荻女子コーラスグループでもつくりましょうか？」との提案に「それ、いいわね」と皆さんも賛同していました。

2月19日（土）
夕食時のフルーツを食べながら「これ、何ですか？とても甘くておいしいです！」と満面の笑みを浮かべてスタッフに聞かれるSKさん。隣席のSaKさんも「そうよね、酸っぱいのは嫌だけど、美味しいわよね。」と、献立内にある果物でお年寄りの皆さんも季節を感じるひと場面。よくよく見ると、白ご飯やおかずを少量残される方はいますが、フルーツを残される方はいらっしゃらないどころか、食席に座ると真っ先にフルーツに箸がいく方が多いです。旬の食材を堪能して頂く事の大切さを改めて感じました。

2月23日（水）
入居したばかりのUAさん。まだ仲良くお話しされるお年寄りの方が出来ず、不安を抱えたまま帰りたいと言われていました。夕食前、二週間ほど前に入居されたMMさんがUさんの傍へ行かれて「ご一緒しませんか？」と優しく声を掛けて下さいました。スタッフからの声掛けだとどうしても構えてしまいがちですが、同じ年代の方からの声掛けだと表情も和らぎすんなり受け入れることが出来たようで、ダイニングで食事を摂りながら会話も弾んでいました。これを機に、少しずつでも安心して過ごせる場所を提供出来ればと思います。

2月24日(木)
毎日の食事作りはお年寄りと献立を考えて人数分を作るのに一緒に協力していかなければなりません。
「今日は焼きそばですよ。」とUAさんに「一緒に作っていただけませんか？」と声掛けすると「今日は何人分？昨日は一人分多かったからね」とここ数日一緒に作って居るとSKさんにMMさんも「手伝うわよ」と一緒に調理され手際良く人参・玉ねぎを切って焼いたり盛り付けたり、配膳も行われ日々の準備を次から次へと行われお話も弾み活気ある食事準備の様子に皆さん何かをされて居る時の表情にこれからも積極的に関わっていきたいと感じました。

2月27日(日)
OTさんは、とても穏やかでいつも笑顔が絶えません。感謝の言葉もかけてくれます。両手引き歩行の際に、その手を少しだけ振って歩くと「アハハ」と笑顔です。対面し手歩く私も自然と笑顔になります。一つ一つの介助に対し、スタッフに対していつも「ありがとう」と言っていただいたり、「これで良いのかな」と聞いて下さり介助する側もいい気分にさせていただき、こちらもとても穏やかな気持ちになります。関わり方によっていい面を引き出せたりするんだなと思いました。

2月27日（日）
就寝介助を行う際にTAさんと一緒に居室へ向かっていました。いつも手が冷たいTAさんなのですが今日はポカポカ温かい手でした。「今日は手が温かいですね！」とお声掛けすると、「いつもは冷たいんだけど今日は温かいね」とお話されます。お夕飯に生姜入りのご飯が出ていたので「もしかしたら生姜効果でしょうか！」とお伝えすると「生姜は温まるものね」「これはゆっくり寝られるかな」と嬉しそうでした。
内履きを脱ぐお手伝いの際足も温かかったので、ぐっすり眠れるといいな、そう思い退室いたしました。
　　　　　　　　　　
2月28日（月）
14：10ごろ洗濯物たたみをUAさん、MAさんとでされており「何か花札とか遊べるものない？」と話される。ジェンガならある事を伝えると「やったことないわ。やってみたい」と話されたため準備すると順番に声掛けられながら「こことっていいかしら」「そこは危ないわ」と話されながら楽しまれている様子で何度か組みなおして楽しまれていました。

2月28日　(月)
今日で二月も終わりですね。だんだんと暖かくなってきて、春めいた陽気になってきました。NTさんが、「あなた達はそうして中腰になる姿勢が多いけど、腰とか痛くなるんじゃない？大変だよね。」と、声を掛けて下さいます。
「私も昔の仕事がね、立ち仕事で一日中ずっとだったからねー。今思うとよく頑張ってたと思うわ。」と、笑って話されていました。こうして思い出話を聞かせて頂けること貴重なひとときに感謝の思いです。