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Iogi Diary

井荻介護日記2019年09月

グルップボエンデ井荻 井荻介護日記2019年09月

9月7日(土)
今日は入居様のご家族様や近隣、外部のお客様を招いての「食事会」が開かれました。食事メニューは皆さんが参加できるように中華で、お年寄りはもちろんお客様も全員で取り掛かりました。特に餃子作りは大変盛り上がりました。今日は入居者様のご家族同士がそれぞれの意見交換も積極的に行っていて、とても充実した交流の場を持てたと思いました。外部からのお客様にも「フルコースでこんな美味しいお料理を頂きありがとうございました。とっても美味しかったです。それにこんなにアットホームな雰囲気で暮らせる入居者様はとってもお幸せですね。」と喜んでいただけました。

9月8日(日)
本日のおやつは森永製菓のマリービスケットでした。調べてみたところマリ―アントワネット妃が名前の期限になっているこのビスケットは、なんと大正12年からあるそうです!とスタッフが話すと、「懐かしい味がする」「そういえば昔からあるわねー」とSKさんとSHさん。「私が生まれた年だわ!同い年なのねー」とSYさんは満面の笑みで食べ掛けのビスケットに思わずキスされていました。さらに、ビスケットの周りの模様がアントワネットの家紋を表現しているという情報に、食べ掛けのビスケットを一生懸命凝視する皆さん。「だめだ食べちゃった!」「この年だからもう見えないわあ」と、一つのビスケットで楽しい時間を過ごす事ができたティータイムでした。

9月16日(月)
敬老の日のため昼食にちらし寿司を皆さんで召し上がられています。皆さんちらし寿司の具についての話をされた後STさんが「今日敬老の日なのね。せっかくだから祝われましょ」とニコニコされながら皆さんに話されていました。PMティータイムの際にも敬老の日の話題になりSHさんが「祝われる齢ね私たち…あっという間におばあちゃんになったわね」と皆さんで話され盛り上がられていました。

9月21日(土)
今日は職場見学で、学生の女性の方が来られました。リビングのソファーで、皆さんと一緒に座られて、それぞれに話し掛けて笑顔でコミュニケーションをとられていました。
午後のお茶の時間では、皆さんもお孫さんの話をされたり、学生の方の年齢を聞いて、「まあー、高校生なのー。お若いのにこうして勉強されて、えらいわねー」と、感心されていました。DFさんが、「あなた、お年寄りの話を聞くのがお上手ね。お爺さんやお婆さんは一緒に暮らしているの?」と尋ねる場面がありました。
学生の方も、終始にこやかに聞かれた事を、丁寧にひとつひとつ答えていました。
周りの皆さんも、お話に耳を傾けていて、和やかな雰囲気で、過ごされていました。

9月25日(水)
昼食中に「秋」の話題になったので「秋の七草って何でしたっけ?」と皆さんに質問するとSYさんとSHさんが同時に「セリ、ナズナ・・・」と言い始めたので「それは春の七草ですよ。」と言うとお二人で笑っています。実はこの会話は秋のお彼岸頃に毎年繰り返される会話です。9月下旬に真夏日になったり、サンマが不漁で食卓に上がらなくてもグルップボエンデ井荻ではこの会話で秋の訪れを感じることが出来るのです。

9月26日(木)
9月も終わりに近づきましたが、まだ暑さが残る日です。TTさんと遊歩道を通り買い物に出かけました。彼岸花がちらほら見られ、「今年は暑さが長引いたので彼岸花の開花が遅いそうですよ」とスタッフが話す「そうか、今年は蝉も少なかった」とおっしゃいました。「そうでしたか、今年も例年通りミンミンと鳴き声うるさかったですよ」とスタッフが言うと「蝉が土から出て来る穴が少ない」と蝉が少ない理由を話してくださいました。なるほど、と勉強になったひと時でした。

9月27日(金)
夕食時、「柿が美味しい」とSKさんが話されそれに答えるかの様にSHさんが「本当に」と話し「丁度良い堅さと甘みですね」と柿の話が弾み、スタッフから「田舎では
赤しそを塩漬けしていたのに干し柿を包んで甕に漬け込んでいた」事を話すと「どんだけ手間がかかっていたんでしょうか? お店で売っていたんですか?」と「初めて聞きました」とその柿に興味津々に聞いて「どんなお味かしらね。色んな食べ方が在るんですね」SHさんからは「水戸にそんなのがありましたね」思い出され盛り上がっていました。「干し柿は懐かしい」とまた「渋柿は食べれないですよね」とSKさんが聞き「渋を抜くと食べられる」事にも驚き皆さん家族の為に作ったりされた事を思い出された食事の時間でした。

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