1. ホーム
  2. 介護日記
  3. グルップボエンデ井荻
  4. 2019年
  5. 04月

Iogi Diary

井荻介護日記2019年04月

グルップボエンデ井荻 井荻介護日記2019年04月

4月1日(月)
 今日新元号が発表されました。ボエンデの皆さんも予定時間前からテレビの前に釘づけでした。特にSKさんは何日も前から「何になるんでしようかね?楽しみです!」と期待が大きいぶん表情も緊張気味でした。新元号は「令和」です。と発表されると「え?」と全員が違和感を感じたようで「命令の令?」「らりるれろのれって発音しずらいわよね」と様々な意見が飛び交いました。午後もテレビではこの話題一色でした。日本の古典の中の万葉集の一部から引用した事を知るうちに皆さんの胸の中でも新しい元号を受け入れていっているようでした。

4月5日(金)
 DSさんと世間話をスタッフとされ「私は昔は旅館で働いてた時もあってね。だからここのお手伝い位なら何でも来いなのよ」とニコニコされながら話され「今日みたいに天気も良くて、静かな日も良いわね」と話されご機嫌な様子でした。その後テレビ前でFSさんとウトウトされたりと春の陽気を体感されていました。

4月7日(日)
おやつの時間にホットケーキを作りました。SYさんは「ホットケーキなんて懐かしい」とエプロンを付けて意気揚々。慣れた手つきで生地をひっくり返していました。DFさんは「昔娘とよくお菓子を作ったのよ」とお話しながら生地を丁寧に混ぜ合わせたり、使ったボウルやフライパンを洗ってくださいました。おやつの時間になる頃にはすっかり忘れているお二人でしたが、作っている最中の写真をお見せすると「ほんとだ!」「とっても美味しい事!」と笑顔でぺろりと召し上がっていました。

4月13日(土)
午前のテータイム前にソファに腰掛けて池のメダカが泳いでいるのを見て水に反射した姿が大きく「オタマジャクシみたいね」と話が始まりSKさんが「皆同じ方に泳いで
いるんですね。」と話すとDFさんも「本当にそうね」と窓越しに見ながら自然と「めだかの学校」の歌を唄い出し他のお年寄りもそれにつられて唄い始めました。皆さんと一緒に歌い、思い出し思い出し唄っている職員とは違いDSさんは歌詞をしっかり覚えておられ3番まで歌い終わり「よう覚えているね」と、終わった後には「えらいねえ」と言い笑いが出て和やかな時間を過ごす事が出来ました。

4月16日(火)
今日は朝から晴れて、暖かい一日になりました。 午後DFさんとお散歩に出かけました。
遊歩道の両脇にはピンク、白、黄色の花々が咲いていてとてもきれいでした。
ヤマモモの木の前で立ち止まり、木のそばのプレートを読みながら、DFさんが「また、花が咲く頃に見に来ましょうよ」と、眺めていました。  水辺に小さい黒いおたまじゃくしがそよそよと泳いでいました。DFさんが、「こうして一生懸命生きているのね…すごいわねー」と見つめていました。  ほのぼのとした春らしさを感じられたひとときでした。

4月18日(木)
午前中、TAさんとサミットへ買い物に出掛けました。遊歩道を歩くと、ハナミズキが見事に咲き誇っていて、「綺麗ねぇ、」とうっとりした様子です。「だんだん暖かくなると気持ちも良くなるね」とおっしゃっていて、「暖かい日は外にでてリフレッシュしましょう」とお誘いしています。

4月24日(水)
今日は午前中から雨が降ったり止んだりの天気だったのでリビングでテレビをご覧になっている方に「たまには子供の頃を思い出して、ぬり絵でもしませんか?」と声をお掛けするとSKさんが「いいですねぇ。子供の頃はよくやりましたよ。」と立ち上がり「一緒にやりましょうよ。」とDFさんを誘ってダイニングでぬり絵をしています。SKさんはCDの音楽に合わせて歌を口ずさみな
がらたのしそうに色を塗っています。はじめはあまり乗り気でなかったDFさんも始めると真剣な表情で色鉛筆を動かし、おやつの時間になったので声をお掛けしましたが塗り終わるまで手を止めることなく集中していました。

ページトップ