グルップボエンデ井荻 井荻介護日記2019年03月

３月４日（月）
午前中のティータイムで「ひな人形を片付けるのが1日遅れるとお嫁に行くのが1年遅れるってテレビで言っていましたよ。」と話すとSYさんが「じゃあ、すぐに片付けなくちゃ！」と言うと皆さん「そうね。」と大笑いしています。ティータイムが終わった後、ひな人形の箱を出してくるとSYさんが来てスタッフと一緒に片付けてくれています。そして最後にSYさんが「また来年ね。」と人形に声を掛けて箱の蓋を閉めました。

３月５日（火）
3月に入り真冬の寒さも遠のいたようです。遊歩道も梅の花や春の花々が咲き、春近しと思う毎日でしたが、ここ数日は雨の日が続いています。でも今日は久々にポカポカと春らしい一日に。ボエンデの皆様もSKさんは電気屋さん、DFさんは区民事務所、DSさん、FSさんはボエンデ周辺の散歩、SSさんは夕食の買い物、TAさんは妙正寺公園へと出かけました。帰宅したTAさんに「どうでしたか？」とお尋ねすると「もう梅の花が咲いて綺麗でしたよ」と、晴れやかで満足そうな表情を見せていました。皆さまにとって今日は新緑やお花など季節の移り変わりを楽しめた、良き散歩日和になったようです。　

３月1９日（火）
お昼の買い物にDFさんと出掛け遊歩道の桜の花がピンク色になり始め足を止めて
「見て、こんな所に蕾が、ちっちゃいくせに頑張って咲いてるわ、頑張ってね」と蕾に
話しかけていました。他にも「あら、これはボケの花でしょ。こんなに背が高いのが在るなんて珍しいわね」と目に付く花々の事を笑顔で話されていました。
「色んな花をご存知ですね」と言うと「これ位はね」とペロッと舌を出した表情が「あら、乙女みたい」と言い笑いながら帰って来ました。歩くスピードも速く足取りも軽やかでした。

３月２０日（水）
今日は穏やかなお天気でした。SYさんと買い物に行く途中、遊歩道を歩きながら、「これから桜咲いていろんな花が見れて、楽しみですねー」と、とてもにこやかな表情で
話されていました。一緒に歩いていて、心温まるひとときでした。

　３月２４日（日）
暖かい日曜日の午後、SYさんと下井草までお散歩に行きました。「人が結構いるのね」と線路沿いの道を行く人や、お店の外観を楽しそうに眺めておられました。下井草のコーヒーショップに入りカフェラテとカステラを注文し一緒に食べました。五三焼きという卵黄を沢山使用した伝統ある製法のカステラらしく、パッケージの裏面を見ながら「初めて聞くわねえー」とお菓子の話にも花が咲きました。甘い物が大好きなSYさん、「美味しい！」と大絶賛。「昔はカステラって、高級品だったのよね。」と懐かしそうに仰っていました。帰り道、通りすがりの一軒家のお庭に大きな桜の木があり、見事に花開いていました。「うわぁーすごい」「幹が太いから随分長生きなのね」「本当に素敵ね」と暫く大きな桜の木を見上げてうっとり。しばらくの間一緒に眺めて、春の雰囲気を楽しむ事が出来ました。

３月２６日（火）
PMスタッフとDFさんとで近隣の散歩に行かれています。道中様々な春の花が咲かれており「素敵ね、春って良いわね」と笑顔で話されています。ボエンデ近くまで戻られてから「せっかくの天気だしもう少し見て歩きたいわ」と話され散歩続行しています。桜の木を見つけられ「これは樹齢何年かしらね。私より年上だわねきっと」と笑顔で話されていました。ボエンデに戻られてからも周りにいるお年寄りたちに外で見た桜の話などを楽しそうに話されていました。