グルップボエンデ井荻 井荻介護日記2018年12月

１２月５日（水）
昨日の暖かさが嘘のように北風が吹き始めました。朝から雨が降ったり止んだり。雨が止んだすきを狙って、DSさんと買い物に出かけました。スーパーに鏡餅が出ているのを見て、「もう年末ですね」と話しかけると、「早いもんだねぇ」とおっしゃっています。「お餅を食べる時は詰まらないようによく噛んでくださいよ」とからかうと「大丈夫よ、よーくやってます」と笑っていました。

１２月１５日（土）
朝から晴れていいお天気でしたが、風が強く吹いていました。
リビングのソファーでSKさんが、膝掛けを広げながら、「一緒に使いましょう。」と、隣に
座っていたDFさんに声を掛けました。DFさんが、「こうすると足元が温かくなるわね。どうもありがとう」と、笑顔で応えていました。お二人で膝掛けをかけて、その後も、楽しそうに会話も弾まれていました。

１２月１６日（日）
今日は一足早くボランティアの方がクリスマスコンサートを開いてくださいました。ボランティアの方が準備を進めているとＳＳさんが「あら！三味線なんて珍しいわね」、ＤＦさんが「ほんとね、何が始まるのかしら？」と、これから始まる演奏会に皆さんワクワクしているようでした。ピアノ、フルート、三味線と西洋と日本の楽器の組み合わせでしたがクラッシックやその他の曲も新鮮で、ボエンデの皆さんの他にお客様も参加していましたがとても楽しんでいるように見えました。最後に全員でカスタネットやタンバリンを手に「クリスマス」を歌い、とても素晴らしい演奏会でした。

１２月１９日（水）
朝の居室掃除が終わった後、リビングでくつろいでいたSKさんをお誘いして屋上に洗濯物を干しに行きました。屋上に出ると直ぐに「わぁ、雲一つない青空ですねぇ。富士山はみえますか？」と話しています。マンションとマンションの間に見えている雪化粧した富士山を見て「きれいですね。富士山って下まで白いんですか？」と少し興奮気味に話しています。その後10時のティータイムでは皆さんに「屋上から富士山が見えたんですよ。とってもきれいでした。」と報告していました。

１２月２０日（木）
19日に池の掃除をスタッフが行うのを窓越しに見ていて、20日にすっかり底まで見える
池を覗き込み、大きいメダカや小さいメダカを見て「どうしてあんなに大きさが違うんでしょ？」と話していてSKさんが「水の中で寒く無いんでしょうか？と言うと。DFさんが
「コートでも着たらどうかしら」と答えるのを聞いていたSYさんが「着たら重たくて沈んじゃってしまわない」と言い「それもそうね」と「コート着るなんておかしいわよね」と皆さんで笑って話していました。微笑ましい会話に聞いていたスタッフも思わずにんまりとしてしまいました。

１２月２４日（月曜日）
クリスマスの夕食とシャンメリーを皆さんで召し上がられSSさん、DSさんはノンアルコールビールを飲まれご機嫌な様子で話されていました。夕食後サンタさんから皆さんにプレゼントを渡していくと皆さん笑顔で受け取られ「何が入ってた？」と隣の方と楽しそうに話されておられました。その後「こんなに色々準備してくれてたのね、嬉しいわ」とSSさんが笑顔で話されていました。