グルップボエンデ井荻 井荻介護日記2013年07月

７月２日（火）
本日は６月に計画して雨天延期になっていた神代植物公園へKKさん、ISさん、MHさん、KYさん、SYさんとスタッフ２名の計７名で出掛けました。昼食は名物の深大寺そばを食べ、そこから歩いて深大寺へ行き見学してから植物公園に入園しました。
予想していたよりたくさんのバラがまだ咲いており、記念撮影をしたり、温室では珍しいスイレンの花や見事なベゴニアの花に皆さん釘づけになって楽しまれていました。「今度は違う季節に来たいわね。」とSYさんが言うと皆さん「そうね。」と賛同されていました。蒸し暑い中たくさん歩いてお疲れになったようで帰路の車の中ではウトウトされている方もいらっしゃいました。

７月5日（金）
もうすぐ七夕という事で短冊を書かれた皆さん。ISさんに2枚目を勧めると「なんて書けばいいかわかんないよ。」と笑われました。世界平和でいいのではとスタッフが言うと「そうね。いいわね。」「どう書くんだっけ。」と言いながら真剣に書かれました。できあがった短冊は、世界平和の文字の下に“皆さんと一緒に頑張って楽しく過ごしたい”と、ISさんならではの素敵な言葉が書いてありました。他の皆さんもそれぞれ穏やかな願い事を書かれ、立派な笹飾りが出来上がりました。

７月7日（日）
今日は七夕の日です。昼食はちらし寿司とおそうめんに決定。早速KKさんが買い物へ出向かれました。サミットで材料を購入して戻られ、旬の大きなメロンもデザートに選ばれていました。ちらし寿司には人参と玉子焼きを星形にくりぬき、七夕を演出。おそうめんも涼しそうにピンクに色付いています。今夜は星空が見えるか、織姫と彦星は出会うことが出来るのか等、会話の弾んだ昼食でした。ティータイムにはかき氷機でミルク金時を作り、ちょっとした涼しい一時を過ごされました。

７月22日(月)
今日はKYさんの80才のお誕生日です。それにちょうど土用の丑の日でもあり、昼食は鰻のちらし寿司に決定。お吸い物、煮物、メロンというお祝いメニューを、MHさんとお買い物に行きました。MHさんは「どの鰻がいいかしら」「メロンはこっちが新鮮ね。」「他の人の誕生日でもワクワクするわね。」と真剣に食材を選んで下さいました。お花が大好きでいつもテーブルの花瓶を華やかに飾って下さるKYさんの誕生日ですので「花」のイメージが今日のテーマです。お吸い物に花のはんぺんを浮かしちらし寿司にも花形の人参とオクラでお花畑に。主役のKYさんも喜んですべての花型を他のお年寄りと一緒に作って下さいました。午後からは娘様も一緒にケーキで誕生会を開きました。ハーピーバースデイをお年寄り全員で歌い、その後はKYさんの思い出話でとても盛り上がりました。バラとひまわりの花束を手に娘様と花瓶を選ばれているKYさんの満面の笑み、きっと思い出に残る一日になった事だと思います。

７月25日(木)
「外食にお誘いしたいのですが。」とMHさんへ声を掛けるとバンザイのポーズをされ、笑顔で出発。新宿へお連れすると「私昔四谷だったから。」と懐かしそうです。
お蕎麦屋さんで野菜の天ぷらとお蕎麦のセットを召し上がり「サクサクしてて本当に美味しいわ。やっぱりお店の味は違うわね。」と満足されたご様子でした。その後目的だった日傘を求め小田急百貨店へ行くとお手頃価格でお似合いになりそうな物があり、開いてお見せすると「まぁ~これは！ロマンティックだわ！」「この傘には物語があるわ。」「私滅多にないのよこういうこと…、衝動買いもしたことないし…」と大変気に入ったご様子。「ラルフローレンの物ですし、雰囲気にもマッチされているしこの際買った方がいいのでは？」とお伝えしてみると「そうよね？夢の中かしら？私こういうことないはずなんだけど。」とはにかみながら会計コーナーへ。感激されスタッフへお礼を述べられ、足取り軽く戻られています。

７月25日（木）、26日（金）
井荻商店会による盆踊りがボエンデの近くの駐車場にて行われた二日間。25日はお年寄り5名、スタッフ2名で。26日にはお年寄り3名スタッフ2名で行きました。とっても賑やかで、お年寄りは椅子に座って見ていましたが、そのうちに踊りの輪に入って踊り始めていました。他の踊っている人を見ながらとっても上手に楽しそうに踊られて、商店会の方も良く来てくれ、元気に踊って下さりありがとうと言っていただきました。来年も皆揃って行けます様に。

７月28日（日）
本日は近所の花の街というフリースペースにお出掛け。そちらの扉を開けた皆さま、ボサノバの演奏と素敵な歌に吸い寄せられるように席に着かれ、本日のテーマであるブラジルの音楽を楽しまれました。ATさん、ISさん、MHさんは、1曲1曲、曲が終わるたびに温かい拍手を送っていらっしゃいました。いつも歌カフェや様々なイベントでお世話になっている花の街さんですが、今回はいつもと一味違ったムードで、日本にいることを忘れてしまうような一時となりました。