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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2017年02月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2017年02月

2月3日(金)   
 本日は節分です。お年寄り全員がフロアに集まり豆を握りしめ鬼が来るのを今か今かと待っていました。鬼が出てくると豆を投げるのも忘れたくさんの大きな笑い声がフロアに響きました。スタッフの掛け声に合わせて「鬼は~外~」と豆を投げますが皆さん少々控えめに投げていました。その中でもIさんは鬼が来ると笑顔で豆を1粒食し皆さんが豆を投げる様子を眺めていました。鬼の退室後、カメラを持ったスタッフが〝投げてみて下さい!〟と伝えるとカメラに向かって勢いよく投げていました。スタッフに豆が当たったの見てを手を叩いて喜んでおりました。

2月15日(水)  
 今日は午前中にあまり行きたい所を話されないT.Tさんのご興味を示された世界のらん展に馴染みのご関係のH.Fさんとご一緒に車で出発となりました。昼食は現地でお好きな物を選んで頂こうとラクーアで店選びとなりHさん「何でもいいわよ。」Tさん「Hさんの選んだ物なら何でもいいわよ。」と悩まれHさんが「ここでいいんじゃない?」とドリア専門店でそれぞれ頼みたいドリアをご注文になられました。Tさん「ちょっとこれ食べてみて。」Hさん「こっちもいいわよ。」とお互いドリアの食べ比べされていました。いよいよドームへ移動となりドーム内は人で賑わっておりTさん一番見たかったシンビジュームや匂いの強いランのブースに警備員さんに積極的に「〇〇どこになりますか?」など聞かれ見たいブースを楽しまれていました。Hさんは広い会場のランの花を「長持ちするのよ。」と教えて下さったり大賞など賞を受賞した珍しいランの花々を楽しまれボエンデに戻られていました。

2月19日(日)  
 少し曇った日曜日。いつものように屋上へ洗濯物を干しに行きました。ドライエリアを歩かれていたHさんとTさんをお誘いし「やっぱり外に行くと気持ちいのよ」「屋上なんてあまり行かないし」とお二人でおしゃべりをされながら屋上へ。すると少し遅れてお散歩されていたKさんが屋上へいらっしゃり「みんなここにいたのね、ここ初めて来たわ!」と前をお散歩されていたお二人について来られていたご様子。「あら、声をかけてくだされば一緒に行ったのに」とお話されながら皆さんで洗濯物干しをされています。無事に干し終え「今度はみんなでお散歩しましょうね」「また誘ってね」と和やかな雰囲気でユニットへ戻り皆さんと一緒にティータイムをされています。

2月21日(火) 
新入居のN・Nさんをお連れし、T・TさんT・Nさんとご一緒に外食へ出かけました。
N・Nさんは入居され10日程経ちましたが、まだ慣れないことも多く不安を話されることも多いので気分転換にお誘いすると満面の笑顔で「連れて行って下さるんですか?まぁ嬉しい。有り難いです。」と、とても丁寧に礼を言われ身支度をされていました。「ここどこだっけ?」「出掛けるの久しぶりだから、大丈夫かな。」「お財布持った??」と戸惑いながらも、車窓からの景色を眺めているうちに和食レストランへ到着。
店員さんに案内され着席すると、メニューを見ながら「色々あるわね。決められないから他の人と同じものでいい。みなさん何にしたんですか?」と話され、他のお年寄りとメニューを見て悩まれると、ランチメニューの中から天丼と山菜蕎麦のセットに決められていました。ボリューム満点で半分ずつ残されていましたが十分な量を召し上がられ、「お腹いっぱいで歩いて帰れるかしら。」と冗談を言いながら周りの方を笑わせてくださり、初めての外食でしたが楽しんでくださって安心しました。ボエンデに戻られてからはお部屋でお昼寝されリラックスされていて、またまた安心したスタッフでした。

2月24日(金)
 あさぎにはリビングとは別にくつろぎスペースがあります。テーブルとベンチが置いてありご家族がいらして一緒に過ごされたり、食事やお茶を少人数で過ごしたい時に
 使う場所です。そこにここのところ絶えずお花が飾ってあります。花かごにオアシスを入れてもう少しで終わりそうなリビングの花を工夫してかわいらしく活けてあって、スタッフが往けたのかなと何気なく思っていたのでしたが、違いました。
それはやはりT.Tさんでした。たまたまその場に居合わせたのですが、「こないだ誰かがもらった花かご、もったいないなと思って捨てないで活用しているの」と笑顔で話してくださいました。小さな工夫や、気配りが出来るTTさんは私達スタッフが手の行き届かないところをさり気げなくフォローしてくださいます。Tさんの心遣いは私達も見習うべきところがあり勉強させてもらいことも多いのです。Tさんいつもありがとうございます。

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