上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2012年07月

7月8日(日)
　朝から雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気です。Kさんが文房具店に買い物に行くとおっしゃるので、車で荻窪まで出かけることになりました。YさんとIFさんもお誘いし、二手に分かれて一組は夕食の買い物をしてから、喫茶店で待ち合わせの約束をしました。夕食の買い物担当となったYさん、「早く冷たいものが飲みたいわねぇ」とおっしゃり、混んでいる週末のスーパーで手際よく買い物を済ませて喫茶店へ。注文した“いちごとバナナのスムージー”がとてもお気に召した様子です。半分程飲んだところで、文房具店に行ったKさんとIFさんが喫茶店に到着して合流し、全員でほっと一息。
帰り道、交差点で信号待ちをしていると、Kさんが突然歩きだして、ひとりの男性に声をかけています。古いご友人に偶然出会ったのです。駐車場に向かう道を並んで歩きながら話が弾んでいる様子でした。実は当初の目的だった文房具店はあいにく休業だったのですが、思いがけずご友人と再会できたKさん、帰り道でも終始笑顔で、本当にうれしそうでした。

7月18日（水）
今日は蒸し暑く日中は32度まで上がりました。午後になり雲も出てきたのでYSさんOYさんと車でいなげやに夕食の買い物に出かけました。車中、車の免許証の話になり、YSさんは「私は運転大好きだったわ。特に高速道路がスピード上げて好きよ。」と嬉しそうに話して下さいました。OYさんは「私は免許を持っていたけど運転はしなかったわ。すれば良かったわ～。」と話しておたれました。買い物を終えて一服して帰ろうとはなして、飲み物を選ぶと「マンゴーラッシー」をみて私マンゴー好きだからと飲み物を選ばれて休憩所にて飲みました。YSさんは「旨い！」と満足そうにうなずいて飲んでおられました。

7月17日（火）
今日の午後、YSさんと買い物に出ました。とても暑い真夏日、「そろそろ花火大会とかありますね、行ったことありますか？」とYSさんに話しかけると、「そうねー、私、花火大会はすごく思い出があるのよ。」と。「前にね、友達と三人で花火大会に行ったの、そしたらね・・・○○が、○○してるのを見ちゃって・・・もう絶対に忘れられないの」
暑さのせいか、話のせいか、少しくらっと。。。

7月19日（木）
真夏日が続き、熱中症が心配されますが、水分補給などに充分注意しながら買い物や散歩など、日々の生活はいつもの通りの毎日です。今日は、Hさんと二人でバスに乗って荻窪まで買い物に行きました。Hさんが以前暮らしていたご自宅から、よくバスで荻窪まで買い物に行ったと楽しそうに話してくれました。「定期を持っていたからね、しょっちゅう荻窪に行ってたの。西武線の下井草も近いから新宿にすぐ行けるでしょう。伊勢丹にもよく行ったよ。」と次々と記憶をたどって、お勤めしていた頃の懐かしい話もしてくれました。先生だったHさんが、教え子との忘れられないエピソードをとても誇らしげに話してくれているうちに荻窪に到着しました。「店が変わったからね、もう分からないよ。」と言いつつもスタッフがお使い物を探していると、隣で商品を手に取ったり、じっくり眺めたり、ウィンドーショッピングを楽しまれていました。帰る前に喫茶店に寄り、美味しい紅茶を飲んでひと休み。「楽しかった。ありがとう。」と笑顔で言ってくれました。

7月23日（月）
午後はIEさん、Yさん、OKさんをお誘いして車で近くの和食レストランまで出かけました。皆さんメニューを見ながら悩んでいましたが、OKさんが「これがいい。」とミニ抹茶パフェを選ばれると他のお二人も「いいね。」と同じものを選んでいました。
運ばれてくる間、IEさんが昔荻窪に住まわれている事、その後も荻窪には縁があることを話して下さいました。
抹茶パフェが目の前に運ばれると皆さん無言で食べていました。OKさんは大好きな小豆をペロリと召し上がっていました。
食べ終るとYさんが昔はお酒を飲んだこと。ご実家にお客さんがたくさん来てお料理をたくさん作って振る舞ったこと等を話して下さいました。
暑くなるとの天気予報では言われていましたが、風が吹けば気持ちよく思っていたより暑くなく過ごしやすい1日でした。

７月３０日（日）
午後からI.Fさん、I.Eさんをお誘いしてお茶に出掛けました。車が出発する時I.Fさんが「出発ー！」の掛け声で出発しました。お店に着くとソフトクリームを頼みワッフルコーンが器代わりになっており、「これも食べれるのかね？」と不思議そうに見ていましたが、ｶﾘｶﾘとおいしそうな音を立て食べていました。I.Eさんは「昔は天沼に住んでいましてね～。」と話始め「冬になると河原で凧揚げをしたもんですよ。」と楽しそうに話して下さいました。帰りの道中、たくさん木が植えてあり「この木は何ですか？」と質問され「イチョウですよ。」と答えると「ほぉ、立派なイチョウですね！ここまで育っているということはもう何年も前の物でしょう。」と話しながらボエンデに帰って来ました。