上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2012年04月

4月7日
　今日は、天気も良くI,TさんとH,Kさんとスタッフ2人で切り通し公園の桜を見に散歩へ出掛けました。公園のベンチに座り休憩をしているとI,Tさんが「桜きれいねぇ。」と言われ、さくらの歌を歌い始めるとH,Kさんも一緒に歌われ、次に春の小川を歌っていました。風が少し冷たくH,Kさんが「また、暖かくなったら来ようね。」と公園を後にし、ボエンデに帰って来ました。

4月11日（水）
　今日はHさんの84回目のバースデー、スタッフとふたりで、近隣に新しくオープンしたお寿司屋さんでランチをしました。よく買い物に行くスーパーの近くなので、建設中から「なにが出来るんだろうねぇ。」とよく話をしていたのですが、お寿司屋さんができると分かってからは、「出来たら一緒に来ようね。」と前を通る度に話していたのです。Hさんを驚かせようと出かける直前まで内緒にしていました。12時近くになり、お部屋で「お誕生日おめでとうございます。一緒にお祝いのランチをしに行きましょう。」とお誘いすると、「誰にも言わずにいたのに…」とびっくりされていました。「私だけお寿司なんて、みんなに申し訳ないよ…」とおっしゃりながらも、「おいしいね。」と召し上がって下さいました。帰り道、「今度はみんなで、また来ようね。」と笑顔でおっしゃっていました。

4月12日（木）
　今日はお花見外出の日。花散らしの雨が降った翌日だったので、まだ桜が咲いているか心配していたのはスタッフだけでした。お年寄りのOさん・Yさん・Iさんは、お昼ご飯を食べに行くレストランのことでわくわく…「何食べようか？」「何着て行こうか？」と花より団子なご様子。全員が車に乗り込むと、まるで遠足にでも行くように楽しそうでした。吉祥寺のレストランに向かう途中、遠回りして桜のトンネルで有名な通りを走ると「うわぁ～綺麗ね！」「見事ね～！」と桜並木を堪能していました。レストランでお好みの食事を食べたあと公園へ。桜吹雪が舞う桜の下をゆっくり散歩し、「また来年も見に来ようね。」と言って公園をあとにしました。

4月13日(金)
今日は、初夏の様な陽気です。お年寄り6人とスタッフ3人で車にてランチに出掛けました。店内に着いて、メニューを見ても、どれも美味しそうで、どれにしようかなかなか決まりません。ちらし寿司と巻き寿司のセットメニューに決まり、テーブルに運ばれると、黙ってもくもくと口にちらし寿司をほおばります。次にざるうどん、かき揚げと
いきつく暇もなく食べ続けます。一気に食べてしまったせいか、居眠りをし始めたOさん。「外で食べるのは、久しぶり。」と嬉しそうにおしゃべりしながら「わーこれ美味ししいわ。」とうどんをほんの少し残され、「もうギブアップ！」と言って箸をおかれました。みなさん、食後のコーヒーをゆっくりと飲み干されていました。

4月17日（火）
　午後になると急に曇ってきたかと思うといきなりドーンと大きな音で雷が鳴りました。リビングでテレビを観ていたOYさんとYさん、それにITさんも「わーあ。」と驚かれた後にザーと雨が降って来て更に皆さん驚いていました。
　スタッフも驚いているとYさんが更に大きい声で「濡れちゃうわよー。」と言われたので外を見るとお布団が1枚干したままになっていて慌てて取り込みました。OYさんが窓を開けて下さりYさんがお布団の半分を持って下さったりしてそんなに濡れることなく取り込めてよかったです。

４月２８日　（金）
　夜の雨も午前中には上がり、ちょうど陽が射してきたところで、今日はIFさんと買い物に出かけました。すぐ近くのスーパーまでですがゆっくり花を見ながら歩きました。
IFさんが道路わきのつつじやタンポポを見て、「わーきれいね、今が良い季節ね。」、遠くの花水木の白い花を見て「あんな白いのは何の木かね～。」とっても楽しそうです。公園の松ぼっくりもたくさん落ちていて、田舎の山のお話もしました。今日は、ぽかぽか陽気で最高のお散歩日和でした。

４月２９日（日）
　夜眠る前にHさんとスタッフ二人きりのお話しタイム。食べる事大好きなHさんは早くも明日のご飯の心配をしています。「先生の朝ご飯、楽しみだな～。」「そうですか？じゃ、いつもの！あれですね？」と伺うと「そう、せめてもの梅干しね！先生のいつものお決まり！」と何年も繰り返されてきた、朝ご飯は、梅干し、漬物のみ！！の二人の冗談を交わし、「もう、言わなくてもわかっちゃうもんね。」と笑顔。
眠る前にちょっと楽しい話を交わして、ゆっくり休んで欲しいなと願うスタッフでした。

4月30日（月）
　今日は夕方にテレビでプロ野球の生中継がやっていました。ITさんとIEさんは食い入るように画面を見つめて熱心に観戦しておられます。バッターが勢いよくボールを打つと「わー凄い。」と一言いわれ手をパチパチと叩いて喜んでおられました。夕食準備が終わり「夕食出来ましたよ。」と声をかけると、「もう出来たの？」と後ろ髪をひかれるようにテーブルに移動して夕食を皆さんと召し上がられました。