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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2011年03月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2011年03月

3月1日(火)
午後から雨になるという天気予報でしたが、早くも朝から降ったり止んだりしていました。今日は午前中に、荻窪の瀬戸物屋さんでお買い物の用事がありました。雨ということでボエンデの車にて外出することにしました。車となると、ドライブ大好きなSさんを誘わないわけにはいきません。リビングでコーヒーを飲みながら寛いでいたSさんに「お買い物に一緒に行ってもらえませんか?」と伺うと、「いいわね!」と笑顔で応じて下さいました。身支度をしながら、「で、どうすんのよ(どこに行く?)?」と質問されたので、「車で荻窪に行きます。」と答えると「あら!なお良し!!」と本当に嬉しそうでした。往復の車中、「こっち、オーライ!」「ちょっと、こっちが来てる、危ないよ。」と生き生きとした表情でドライブを満喫されました。

3月3日(木曜日)
本日3月3日は、桃の節句・おひな祭りの日です。唯一男性入居者のITさんに「今日は3月3日、桃の節句で女性陣が主役の日です。」と話しかけところ「ああ、そうですか。今日は桃の節句ですか。」と少し恥ずかしそうに照れ笑い。リビングの皆さんの顔を眺めて「ここは女性の方が多いですからね。」と微笑んでいました。お祝いのお茶会で、桃のジュースと雛あられを召し上がり「雛祭りっていったら、昔も雛あられ食べたわ。」と、皆さん昔々となった少女時代を懐かしんでいた皆さんでした。

3月4日(金曜日)
今日は天気も良く、上井草までSMさんはお散歩へ出掛けられています。久々の外出だったので嬉しそうに、終始お話されていました。昼食にサンドイッチとポテトを食べるため、マクドナルドとサンドイッチ屋さんに寄っています。ポテトの大きな包み紙をSMさんは、両手に抱え、持ってくれました。昼食のサンドイッチは皆で分け合って食べました。甘い物好きなITさんは、苺がはさんであるサンドイッチを美味しそうに召し上がっていました。揚げ物好きのSBさんは、ハムカツサンドを美味しそうに召し上がっていました。フライドポテトもお替りしていました。皆さん大満足のご様子でした。

3月16日(水曜日)
今日は朝より地震の話題でいっぱいです。昨晩休めなかったTMさん、夜の地震で大声で怯えたITさん、昼食後、皆さんがリビングに集まっても元気がありません。途中、あかねのNさんらがお見えになり「赤とんぼ」「春の小川」を歌っています。Nさんに「皆さんが知っている歌はありませんか?」と尋ねると振り付け着きで東京音頭を歌っています。なかなか歌わなかったTMさんも歌いだして大盛り上がりでした。

3月17日(木)
朝からお散歩に行きたい様子のⅠFさん。お散歩にお誘いすると、お部屋であれこれ洋服を選んでいらっしゃいました。「丁度出掛けようと思ったところなの。」とおっしやって、Oさんと一緒に切り通し公園にでかけました。お日様は出ていましたが、まだ風は冷たく、今真っ盛りの梅の花と、咲き始めたばかりの沈丁花の花が、春を感じさせてくれて心なごませてくれています。IFさんは「昔、叔父が植木屋をやっていたんですよ。」と昔を思いだされていました。「ちょっと寒いわ。」とOさん。そろそろ昼食の時間になるのでそろそろボエンデに帰りましょう。

3月19日(土)
 快晴で久々に暖かさも感じる日でした。昼食まで少し時間があったので、I.Eさんをお誘いして散歩をしてきました。同郷であるスタッフと駅の名前を交互に言い合ったり、山の途中にお寺があったねなどと話が盛り上がります。途中、公園で一休み。あんずのお年寄りも休憩されていました。その方の故郷も近く、「こんな事もあるんですねー。」とお喋りに花が咲きました。

3月20日(日)
今日はIFさんの誕生日。お昼は、ご希望のお寿司をとってお祝いをしました。とっても美味しそうに、ペロッと召し上がっていました。午後、ケーキと紅茶でお誕生日会を開くと、「まぁ、こんなにしていただいて・・・ホントに有難うございます。え~長生きの秘訣は、ゆっくりとのんびりとする事かと思っています。これからも皆さんと一緒に、老後の生活を楽しみたいと思っています。よろしくお願いします。」と、立派な挨拶をされました。IFさんの今後の生活がより一層に充実した、楽しい日になるように影ながらお手伝いができればいいな・・・と思いました。

3月25日(金)
午前中、SMさんと一緒に上石神井まで車椅子で買い物に出掛けました。とても天気が良くご機嫌な様子で、公園やテニスコートを見ると「あらいいわねぇ。」と仰ったり、駐車場に車があると「あら綺麗ねぇ。」と車の色が気に入った様子でした。西友で買い物をして買い物袋にスタッフが詰め込むと、ここに乗せるようにと両手でご自分の膝をポンポンと叩いて合図していました。更に、マクドナルドに入ると人の多さに驚かれていましたが、不安な様子はなく、小さな子供を見ると嬉しそうに声をかけようとしていました。

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