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Kamiigusa Asagi Diary

あさぎ介護日記2008年08月

上井草グルップボエンデ あさぎ介護日記2008年08月

8月6日(水)
今日は天気も良く、S.Yさん、Uさん、T.Mさんで吉祥寺へお買い物に行きました。デパートで洋服などをウインドショピングをし楽しみました。その後は、吉祥寺の町をのんびり散策されてうきうきとされている表情が印象的でした。

8月7日(木)
歌を唄うことが大好きなOさん。これまでも数回、カラオケボックスに向かい自慢の喉を鳴らしてくださっています。今日も「気晴らしに、歌でも唄いにいきませんか」と誘い、IFさん・スタッフと近所のカラオケボックスへ。「あら、ここ前にもアナタと来たわよね」と、思い出した様子のOさん。IFさんは、しきりに「わたしゃ、こんな所、来た事ないよ。歌なんて唄えんよぉ。」と遠慮がち。いざ、マイクを持って唄いだすと、2人ともマイクを手放すことなくしっかりと唄いました。『東京ブギウギ』『東京音頭』『川の流れのように』『青い山脈』『鉄道唱歌』などなど…。「懐かしい曲ばかりだわ。」「本当に楽しかった」「友達が、ああいう所で歌を唄ってるって聞いた事があっても、自分では行った事が無かったのよ」などなど、帰りの車中でも盛り上がっていました。

8月9日(土)
夕食後、昨日から始まった北京オリンピックの柔道の試合がテレビで放映され、「見てると面白いけど何がどうなってるんだか分からないわね~」とT.Mさん、S.Yさん、U.Sさん達、お互いに苦笑いされながら競技者を応援されてました。戦っているのは、「日本の谷 亮子さんですよ、通称ヤワラちゃん」とスタッフお伝えしたら「あら、ヤワラちゃんなの?頑張ってるわね」とT.Mさんニッコリ。他の皆さんも、「スポーツやらないからあまりオリンピック観たことなかったわ」と言いつつも熱心に御覧になっていました。残念ながらヤワラちゃんこと谷 亮子さんは銅メダルに終わりましたが、「頑張ったのね」とねぎらいの言葉をU.Sさん最後にかけておられました。

8月13日(水)
車椅子を使ってリビングを自由に行き来していたUさんが、ダイニングテーブルの横でじっと新聞広告に見入っていました。何を見ているのか尋ねると「一番安いものを探しているのよ。」と、楽しそうに答えて下さいます。お昼ご飯の買い物にYさんとSさんがスーパーへ行って下さいました。肉や野菜やお茶などを選んでいると、Sさんが紅茶のコーナーに吸い寄せられるように近づいて行きます。「これ、<今月のお買い得品>だってよ。」とニコニコしながら紅茶の葉を持ってこられました。皆さんやっぱり主婦だなぁと改めて感じました。

8月19日(月)
 お昼に食事におにぎりを作る事に。「ただ、食べたいと言っただけなのに貴方作ってよ。」と、スタッフへ声が掛かります。IFさんは「中身入れたっけ?」と、大きく形の綺麗なおにぎりを作られる。それを見ていた。ICさん「あら~綺麗ねぇ。・・・」と、絶賛。Uさんはオカカおにぎりを可愛らしく作り。食後には「小さい方が食べやすいでしょ?」楽しく、美味しくおにぎりをいただきました。

8月21日(木)
朝食後元気に「散歩に行って来ようかなぁ。足の運動に!」と仰るI・Fさんに便乗しようと、リビングのソファーでウトウトされているIさんをお散歩にお誘いすると、「行こう、行こう」と楽しそうな笑顔見せられます。Iさんは車椅子に乗り、晴れ間覗く光の中へ。伏し目がちなIさんも、咲き誇る百日紅や黄花コスモスを指差すと顔を上げ、「綺麗やねぇ」とにっこり。陽射し気持ち良く、柔らかな表情浮かべ、途中車椅子でもウトウトされています。I・Fさんは小さい頃の生活の様子を楽しく話して下さり、山谷公園で一休み。蝉時雨の下、座っていると、Iさんが目を覚まし「お婆ちゃん元気やねぇ。足が達者ねぇ。私はもうフラフラで・・・」とI・Fさんとのお喋りが始まり、「私、もうダメかも」と言葉が洩れると、「そんな事ないわよ!まだまだ大丈夫!」とI・Fさんから激励を受けました。「そうかねぇ」とまたニッコリすると、その帰り道、「ご飯食べなきゃ、今度力出ないからね」と笑顔になりました。秋を思わせる涼しい風の吹く昼前のお散歩でした。

8月24日(日)
今日は雨の為みなさん退屈そうにリビングで過ごされている。午後に洗濯物が乾き、ステーションのソファーにUさん、Oさん、Yさん、Sさんが集まりたたみながら、仕事をしているスタッフに声をかけ「あなた彼氏いるの?うまくいってるの?」と興味津々。スタッフをからかい皆さん大笑い。雨の一日を楽しく過ごしました。

8月28日(木)
数日続いている雨で中々外へ出られない日が続いている中、「なんか面白い映画でも流してちょうだい」とUさん。「あれがいいわね、あの面白いおじさんの話」とTさん。皆さんのリクエストにお答えして綾小路きみまろのビデオを流すと、皆さん画面を食い入るようみて大笑いしていました。

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