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Kamiigusa Anzu Diary

あんず介護日記2015年01月

上井草グルップボエンデ あんず介護日記2015年01月

1月1日
元旦、快晴。「あけましておめでとうございます。本年も宜しくおねがいいたします」と、皆さんのご挨拶される声も晴れやかです。リビングでは筑前煮、お雑煮、おせち料理の準備が早々に始まっています。たくさんのお料理にスタッフが「どうしよう、全部お皿にのるかなぁ・・・」と困ると、KSさんが「大丈夫よ、のせちゃいましょう!」と盛り付けを手伝ってくださいます。NSさんは黙々と丁寧に黒豆を分けたり蒲鉾を添えたり、HKさんは画家さんらしく彩りに気を配られています。MTさんは「まぁ、すごいごちそうですね、これはどこに置きますか」と配膳をしてくださっています。それぞれの名前が入ったお祝いのお箸とランチョンマットに「あら、名前が!お心づかい、ありがたいわ」とそれぞれの名前を確認されています。皆さん、おせち料理を召し上がりながら、「黒豆は、まめまめしく働けるように、ね。」「栗きんとん、甘くて美味しいわね」「お雑煮の味、とてもいいわ」など、会話もはずんでいます。皆さん、午後には琴の演奏(CD)を聴かれながら、お茶を飲まれ、「昔は、羽根つきとか百人一首とか、やったもんよ」「今は、場所がないから、子供もタコ揚げ出来ないんじゃないかしら」「書初めは、2日にしてたわね」など、お正月のお話しも楽しいお時間を過ごされました。

1月2日
今日はHCさんとNSさんとTHさんとHKさんとスタッフで百人一首をしました。THさんが上の句を読み上げると、HCさんは自然に下の句を読み上げています。皆さん真剣に参加されています。やはり勝負はHCさんが勝ったようです。
 
1月19日(月)
今日は月一回の皮膚科受診の日です。皆さん、寒いのでコートを着て下の階の集会室に向かいます。「寒くないと思ったけど風が冷たいのね。」「上着着てきて、良かったわ。」とおっしゃっていました。集会室では、順番に皮膚科の先生に足の爪を切ってもらっています。その様子や前の人の声に「こわーい。」とHCさん。「そんなの平気よ。」とAHさん。皮膚科の帰り道、HCさんは「全然痛くなかったわよ。よかった。」と笑顔です。平気よとおっしゃっていたAHさんは「ちょっとだけ痛かった。ちょっとよ。」と笑っていました。

1月26日(月)
今日の夕食のメインはサーモンのソテーをセリと生ハムで巻いたものでした。THさんはこの巻いてある緑色の物はなぁに?」とスタッフに尋ねると、スタッフが、「それはセリです。」と答えました。すると隣で聞かれていたHKさんが「セリ、ナズナ、ゴギョウ、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草!」と元気よくおっしゃられました。他の皆さんもその声につられて、「セリ、なずな・・」と七草を数えられ始めました。AHさんは、「すずな、仏の座、あと何だっけ?忘れちゃったわ。」とおっしゃられていました。
夕食に出た一つの食材が話しのきっかけになり、楽しい時間を過ごせました。

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